吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

文化の日

睡眠
果樹園農家が、柿畑の土を耕す音がうるさくて眠れやしない
白内障の手術をすると眠れる様になると聞く
昼間にお眠になる気はするが
あまり変わらないし
相変わらず怖い夢を見る
夢が怖すぎるのだけれど、翌日昼には忘れる
どっち!?と我に突っ込む
よく眠れる様になるというのは嘘で
私の場合は、記憶だけが
飛んでいっている様な気がする

今日は文化の日で
家族は皆んなそれぞれにお休み
何処の家庭もそうだろう
娘は、朝早くから部活へ行き
急いで帰って来てカレーを喰って
お友達と電車とバスを乗り継ぎ
遠くのイオンスーパーストアーへ行くそうだ

中学生の頃は
臆病で電車を乗り継ぎも知らないし
急行電車は値段が高いと思っていた
いつもチャリで行ける範囲がテリトリー
まぁ犬みたいなもんだったな
イオンに行くなんて凄いなぁ〜と
ただただ感心する
他の女子部も皆出かけて
昼になると文化の日に一人きりで
洗濯物を見ながら
おとなしい番犬みたいだなと
独りごちる

部屋では、ボブディランの三枚組のアルバムばかり
流しているが
氏の描く大昔のアメリカン・スタンダードの
選曲が素晴らしく原曲を探しながら聞いている
まさか、自分がフランクシナトラや
トニーベネットを聴くとは思わなかった

20代の頃、フランクシナトラのマイウェイは
ピストルズのシド・ヴィシャスの映像でしか
聴いたことがなかったし
スタンダードミュージック?
あんなものクソだと指を突き立てていた
若い頃と年齢を重ねた今は違うのだろう

だから、若い子らの好きな
AKBなんちゃらや韓流ソングみたいなものも
いいねぇ〜などと同調しなくてはいけないな
ん?
あっ、やっぱそれは無理だな
全否定だな、、

誰もいないので
カレーを温めてくえし〜と言われていたので
素直に、普通の家カレーを食す
少し味が薄いけど文句は言えない
カレーはCoCo壱に行っても
どこでもフォークを使ってしか食べない
サラダなんかも食いたいし
スプーンとフォークを入れ替えるのが面倒だから

なんだか眠くなってきたし量が多かったなと
ぶつぶつ
娘は、もう着いたかなと
しみじみと小さな頃を思い出しながら
カレー皿をコツコツ鳴らしながら喰っていた

思い出は、いつも懐かしい
今日も昨日も、時間を戻すことはできないから
思い出は、懐かしさだけにしときなさいよ
と、誰かに教わった記憶がある
これ以上は、求めるなということだな