吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

こんにちは、デュークです

ロナも落ち着いた様で、週の後半は労働
とは言っても、ろくな仕事はできないとバレている
居るだけでもいいから来なさいと言われ
大都会へ向かう日々

in Ome
昼時になり、近所の蕎麦屋へ
カレー南蛮うどんが美味しい店
蕎麦屋に来ると呑みたくなる
麦酒を注文
麒麟の麦酒にサントリーモルツのグラス
座る位置を間違えたか?
可愛らしい婆さんと眼が合う
移動する姿を見せるも失礼なので
此処で良しとする

この可愛らしい婆さん、こないだもいらした
前回発注はハイカラカレーライスだったと記憶する
互いにチラチラと眼を合わせながら
彼女の人生の景色を想像しながら
カレー南蛮うどんを美味しく食す
昼寝して店へ向かう

先日、東京大学デザインエンジニアの山中俊治氏と
先日亡くなった漫画家のさいとうたかお氏の対談を見た
山中俊治氏は駅のスイカをピッとタッチゴーのデザインをした人
あの機械は、人間が一瞬立ち止まる間隔0.2秒に合わせ
角度を13.5度に設計して作ったそうだ
さいとうたかおは氏はゴルゴ13だ
全巻で202巻という凄すぎる漫画
死ぬまで描き続けたという
山中俊治氏は、ほぼ全巻読んだというほどの熱烈なファン

さいとうたかお氏の考え方は、面白く実に理解できた
氏は、学校教育を認めなかったし解せなかった
教育とは、考え方を教えることであり
試験に合格する様な勉強
暗記中心の勉学は教育ではないと感じ
試験の答案用紙は、在学中すべて白紙で出した
徹底的な学校教育への反抗である

理解のある先生が一人いたそうだ
”君が、何故に白紙で出すかは君の自由であり
君の物事に対する考え方なのだから否定はしない
しかし、白紙の答案を出すのなら
出される相手がいるのだから氏名は書け”
と、言われて
氏は、衝撃を受けたという
そうか、これが人間関係というものかと
感動したそうだ
その先生の名前が東郷先生
ゴルゴ31=デューク東郷となったそうだ

ゴルゴ31は、自分の内面を見つめて描いているそうで
全てが繋がっている
氏は、人間に対して人間不信に陥り
三回ほど人間を辞めようと思ったそうだ
人間は、地球に一切還元しないくせに
地球を壊すことばかりしている
環境を考え自給自足と言えども
何もない土地を耕し、種を撒き食物を育てているのも
全ては人間の都合のいい様にしているだけで
人間自体が必要ないのだと感じていたと言う
ある時に、自分の身体を考えていると
こんな不思議なものを持っているのだから
楽しんで生きようと思ったと言う
東京大学のインテリと
試験の答案を、全て白紙で出した男の会話が
じつに尊敬し合う景色になっていくのが
面白かった
ゴルゴ31第一巻注文
中学校以来久々に拝読
1ページ目で
売春宿で、寝起きの女を殴るスナイパー
デューク東郷の図だった
曰く
”俺は狙撃手だ
狙撃を請け負うのがオレの仕事
それ以外の、コトを引き受けることはない
俺は、それがどんな権力だろうと
特定の相手を顧客に持つことは無い”

これは使える!と思い
すぐにイトウに電話して
俺がいつも考えていることを教えてやる!
と言うと
イトウは、しんどいから今日はいいわ、、
と言って電話を切ろうとしたので

いいから聞けっ!と
そのデューク東郷セリフを言ったが
受け売りだからか、全然ウケなかった

さいとうたかおは死ぬまで
デューク東郷の眉毛から描いたそうだ
眉毛からだぜ、、