吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

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眼科の検診へ行って眼底検査をしたので
往復六キロ歩いた
さすがに暑くて汗びっしょりだ
娘がカレーをつくるというので
材料を買っておこうと思い
スーパーに寄って食材を買う
カレーは出汁が決め手なので
鶏ガラを買い下茹でして
圧力鍋でスープを作っといた
料理するなら
美味しいと思うものを作りなさい
外で食べるなら
美味しいと思うものを食べなさい
と、言っている
食は薬だから
適当なものは口にしないこと
仕事柄、皆の休みは
なるべく外で食べることにしている
いろんな勉強になるから

家庭のカレーなのでルーを入れる
辛口でもいいと言っていたが
ゴールデンカレーの中辛にした
学校から帰りカレーを仕込んでいた
野菜と肉はきちんと炒めて
鶏ガラのスープを使え
あとは好きなようにとほっとく
きっと美味しいカレーが出来るだろう

あ〜だこ〜だと忙しいけれど
店のスピーカー作りを始めた
外枠を完成させて
亜麻仁油を塗り、栗の木に馴染ませる
スピーカーは4つ
製作中の店の内装を見る
さすがに大工さん
品のいい景色を造っている

それを見ながら
どんな感じでスピーカーを作ろうかと
日々、考えていた
壁で鳴る音
品の良い景色に違和感なく
存在も消し馴染んで見えるスピーカー
昔のマイナスの木ネジを探している
下手くそなので
精度の良いスライドマルノコがほしい、、

ただただ綺麗なモノには
嘘くさい汚れた景色があるだろう
姿を消し何も表現しないこと
水になるの術であろう
泥の中にも美しさがあるし
汚れた醜さの中にも
真っ赤な美しさがある
美しさの本質には品がある
それを造るのはじつに難しい
それが今回のテーマ
小さな真空管アンプを使い
木の中の空間で鳴らす
出来上がったら始めに鳴らす
音の質の良い音楽を探している
ビートルズかな、、