吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

おやまのおんがく

ベランダでアキシマーノユッタリーノ
ゴミを捨てて部屋を片付けて
軽トラで高速飛ばし田舎家に戻る

ただいま〜と家に着くと
美人妻が駆け出してきておかえり〜っと
抱きしめられる景色などある筈が無い

あれ?
家には誰もいなかった
あ〜、、
父に嫌気が差して
皆で遂に逃げたのだろうか?
と思いきや、、

フルーツ公園大ステージで娘がピアノを
弾きまくるので見に行っているという
娘曰く、いちいち音にうるさい父が来ると
緊張するので来るなと言えとおっしゃる
そう言われれば行くしかないだろう

いい景色の中で演奏するし
自然が気持ちが良いので出かけることにした
何処かの室内ホールでやるのなら行かない
音楽は開放的な場所で演奏するべきだ

邪魔にならないように
他人のふりをして遠くから見ていた
どうやら今日はトリではないようだった
バッハでも弾いてくれれば嬉しいけれど
自己紹介をして
軽快な音楽を忙しそうに弾いていた
少し緊張していたけれど
ずいぶん巧く弾いていた
家では、酒を呑みながら
お〜い、静かな曲を弾いてくれないかねと
お願いすることがある
機嫌が良いときは
娘が美しいピアノを奏でてくれる
生音で酒を呑みながら聞いていると
銀座の高級バーに来ている様な
幸せな気分になる

この山の場所は気持ちが良いな
音も空に突き抜けてとても良い
U2がここで演奏してくれればいいなと思う
今度、君等もやればいいじゃないかと電話しとこう

叱られないように
そ〜っと家に帰り
荷物を整理して
スピーカーの仕上げ作業
木がオイルを吸って
いい感じに乾いていた
四人のスピーカー戦士達が
いつでも良いよと出番を待っている