吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

語るべく短編小説を

昨日の夜からどんよりとした空
ず〜っと曇り
部屋の気温16℃湿度66%
日々、朝食は11時
この二週間いつも同じ
マフィンにエッグと野菜を挟む
挟み者は簡単でいい
目玉焼きリング器にも慣れた
野菜を溢れるようにのせて
エッグを乗せてベーコン
ほんで野菜をどっさり載せて
挟み込み
チリとタバスコを溢れるようにかけてかぶりつく
指はベトベト気にしない

最後に、こぼれた野菜を
ベトベト指で混ぜながら喰う
男の朝飯
INTO THE WILD
あれは、素晴らしい映画だ

WILCOの新譜 “Cruel Country”を聞く
素晴らしかった
全21曲
星空の短編映画みたいだ
家族を気遣い
寝る前にもヘッドフォーンで二回聞く
じつにシンプル
いかに演奏しないか

素晴らしいバンドは
演奏の隙間で景色を描く
このバンド
ドラムのセンスが凄いけれど
どんどん叩かなくなってきている
素晴らしい

歌詞を聞いていて少し意味が分かる
アメリカ人のアイデンティティが
壊れかかってきている
ナショナル・アイデンティティ
大きな国の分断の中で暮らしていると
愛国心さえも失いそうになるのだろう
レコードが欲しいけれど
高くて買えない

今日は寒いからコールテン
アメリカのコーデュロイの
古いズボンがほしい