吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

お化けクラブ

我が家の新年は必ずお参り後に
信念を持って毎年ここに来る
という新年も信念も家族の気合はゼロ
今年は何をしたいとか
目標を持つなが我が家の基本
自分が成れば、なるようになる
慣れほど怖いものはない

新しい年なんぞ欲しくもないし
夢も希望もない方が良し
自分がやるべきこと
キチンと徹底的に自己に負けずにやること
自分が楽しく生ききるべしが家訓

今年は誰一人お守りは買わなかった
100円おみくじのみ
オレは、一時間でおみくじ内容を忘れた
んで、毎年ドネルケバブ
この屋台トルコの本場の味がする
オレが言うから間違いなし
めちゃくちゃ美味い
生地は手作りで美味いし
毎年、酒のつまみに
肉だけもくれと言うと
多めに入れてくれるしソースがたまらなく美味い

美味いなぁ美味いなぁと
家でビールを呑みながら
家族でケバブをかぶりつく
この瞬間にお〜正月!!
あけおめっ!
と、皆の気分も変わる
人生はかぶりつきだ

近所の爺さん四人と新年会
竹キチガイの爺さんのオレ小屋で祝宴会
来るたびにえらいことになっているし
隙間風だらけなのに
ストーブで温々だった
オレの担当は肉と焼きそば
爺さんは豚汁
会費は二千円オレはゼロ
散々話してあいかわらず面白い
50,60,70,80
年齢それぞれ経験の馬鹿話しが最高
会話は宇宙のように飛び回る
会話のダイナミクスは大切で
趣味が似たような人間同士の話は
糞でしかなく魂に響かない
今日の学んだ収穫はストーブ
今後光熱費を一切払わずの
心地よい自然温めを
どうするか考えている
オッサン連中は
がんがんプラ容器やビニールを
薪ストーブに放り込んでいた
こらっ!と何度も突っ込むが
それぞれの時代を語りまくる
会話は同等
良いものは悪いものでもあるし
見せかけの美しさほど
醜いものはないということでもあるね
四人全員面白い

いちいち門松自分で作るかね?
来年は、店で売れと言われる

オレは
あんたらいつまで生きるつもりだ?
と、先輩方に毒を吐く

標高1600メートルの場所に生まれて
成人するまで過疎地に住んでいた
ひとりのおっさんは
アイスクリームが食いたくて
砂糖水をコップに注いで
割り箸を入れて外においておくと
朝になると凍る
それがアイスクリームだったと、、
全員爆笑

こういう出会いも全部オレの力量と思え、、
それでいい