吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

情けなくシンプル

曇り空続く
早朝、田舎へ戻る
受験生の娘
いよいよ本番近いらしく
受験場へ下見に行くとのことで
家が静かだった

車も通らず
人が歩く音もしない
こうしていると
静かな時計の音しか聞こえない

真空の中にいるようで
都会との音の違いを感じている

なんだか音を探しているような
耳の感じだ
おいおい、、
探さなくていいのにと
自分で思うけれども、、
耳は耳で忙しいのだろう

無音が、耳に良いのかね?
耳の検査の時のような
キ〜ンとした音がする
あっ、車が通り過ぎた、、

昨日のYou Tubeを見たけれど
自然は、人間の癒やしのために
あるのではないと思う
自然が思うとすれば
早く人間が居なくなればいいと
思っているに違いない

いくら流域を変えても
人間がいる限り
自然は元に戻らない
人間は
次から次へと何かを生産しては
壊し続ける生き物だ
核戦争で先進国が無くなって
すべてを失っても
何処からか
人間の欲が
芽生えてくるのだろうな

このところ
昭和時代の人が、次々と亡くなって寂しい
高橋幸宏さんが亡くなった
若い頃よく聴いた
センスの良い
シンプルなドラムが好きだった
なんだかじつに寂しい
老いるショックの歳のせいか
じつに、心に響いてくる
切ないキブンナールなのだ

生ききることとは何だろう?
昨日見たドキュメンタリー
ブラジルの原住民の村長に
生きることは?と聞いたら

“生きることは
死に向かっていくことだ”
と、簡単に答えていた

シンプルに生きたいのだが
考えるほどややこしい
だからいつまでも
学ばずの馬鹿なのだろう