吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

日々の明暗を見る

標高500メートル
寒すぎるほど寒い
今日も山の源泉湯へ向う
ことし三発目で肌はつるつる
遠くを見ながら
欲しいものは何もないよ、、と
もうここでいいの、、
と、呟く爺さん状態
湯船に浸かりながら
熱燗ちびちび呑みたくなる心持ち

元日特別サービス入浴券を二枚頂いたので
申し訳ないがサービス券で入浴

帰りに気になっていた
山の最後の郵便局へ行く
使わなかった年賀状を
切手に変えてもらうのだ
さすがに人里離れた郵便局
女性二人の局員共同作業で
切手交換作業をしてくれた
端数の12円をどうしましょう?
10円と2円の切手で良いですか?
使えないかな?
色々言うてくださって
いちいち優しいのだ
良いなぁ、このゆるい雰囲気
山の郵便局

もう、好きなようにしてくださいと
答える
ウケたようで
ですねですね、、と
笑ってくれた

いちいち離れた場所へ行き
こういう違う景色を見ることが糧になる
小さいことだけれども
豊かにするのだ
どんなに収入があろうが
失敗しないように暮らし
時間に追われる様な生き方は地獄

”自分の事はいいから
好きなようにしてください”
といつも言える
心豊かな人間でいたいものだ

坂本さんの新譜を聞いた
素晴らしいピアノだった
けれど
ジャケットのセンスが好きではない
シンセサイザーの音も要らない
ジャケットは古い部屋に
飾れるようなのが良い
ピアノと自然の音だけでいい