吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

メンソール・メンテナンズ

なんやかんやと忙し日々
ずっとバンを洗っていなかったので
どりゃ〜っとホースで水を流して拭いた
基本洗車はしない
車は汚れてなんぼ
車内だけはピカピカにしておく
日曜日に車を磨く男には
死んでもなりたくはない
人それぞれ

洗っていると
82歳のおっちゃんがやってきて
”まだ生きてたのかっ!?”
と、いつものオレが言うと
”なかなか死ねなくて困っている”と笑う
挨拶よりも何よりも
暴言から始まるのがオレらのルール

なんだかお洒落にハットをかぶって
紳士の散歩の姿だった
あ〜だこ〜だといろんな情報を話し出す
オレは忙しいから手短になっ!
てな、感じで聞いていると
長い話が終わり
”ど〜もど〜も大切な時間を”
と、言うので
“まったく困ったもんだ
忙しいだよオレは、、
その調子じゃまだ死なねぇな
日曜日にでもまた呑もう”と帰す

乾燥していて
頭が痒くてしょうがないので
皮膚に良さそうな
大島椿油のシャンプーとリンスが届く
これは良い
プラチックカバーもサクッと取れて
ノージャケで良い
マジックで名前を書いといた
早速洗ったら皮膚に優しい
植物的な感じでOK

今年は、何から何まで処分の年
いろんなものを処分して
まずは、身軽にならないと
こないだから体が重いので
よしっ!今年は行こう!
と、プールの支度をする
市民温水プールへ通うのだ
たしか?2年前に回数券があったはずと
探したら束で出てきたので
気合が入ってGO

全部ダメ男だけども泳ぎは得意
六年生の時は、学年で一位になった
石垣島に住んでいる時は
本気でウミンチュ弟子入り寸前だった
サバニを漕いでたった一人で獲物をしばき
生活する姿に惚れ込んだのだった
大将は、シュノーケルも自分で作っていた
木をくり抜いてゴムをつけて
ガラスをくっつけて作ってた
海の男の身体で格好よかった

今日泳いだらシュノーケルがグダグダで
もうダメだなと
良いのを買おうと思って泳いだ
まずは、無理せず
30分ウオーキング
ほんで30分泳いだ
これで十分
さすがに体力が落ちているせいか
ゼェゼェ言いながらプールから出た
全身に使っていない力が動いた様で
よしよしこれでよしと自己納得

隣では、泳ぎ教室が開かれていた
泳ぎを教わるってすごいなぁと見ていた
溺れない様に泳げばなんとかなるだろ?
と、思うけれども
習いたい人は習いたいのだ
人に教わることが大嫌いな自分には
理解できない景色だがまぁ良い良い

さぁビールか!
と思うけれども我慢我慢
女子部のために温泉湯を
軽トラで2発汲んできて
家に戻りポンプで風呂に入れて
これで、女子部が帰ってきたら
疲れが取れるだろう
と、一安心
LINEで”湯済”と送って
時代のダイハツ!バンで
東京へ突っ走る

近頃いろいろ考える
男は、色んな事を考えながら
自分のことよりも、周りの人
小さなことでも
少しでも気分良くさせようとか、
笑わせよう、とか
いろんなことを考える生き物だ

そう考えていると
オレは、日々いろんな事
いろんな人のいろんな景色
腹立つことも嬉しいことも
メンテナンス
メンテナンス
メンテナンスの為に生きている
気がしている
三回言うたった

思うに、それは幸せなことだな
自分に感謝しよう
ぜ〜んぶオレの手柄だからだ
オレだけが、、
世界一圧倒的な幸福を掴めば良いだけだ

さぁ、呑みに行こう!