吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

おねがいできるひとたち

ブロッコリーが指定野菜に昇格したという
ニュースを見て喜ぶ
ブロッコリーは、美味すぎる
あいつは、存在感が凄いし
ごっそりと、堂々としている
食感もまるで、栄養を食べているみたいだ
あいつは凄い
でも、茹でる前のあいつの体からは
ポロポロと細かいもんが落ちてくる
あれは、いかん不潔だ
もう少し、清潔にすれば見た目もいい
そういうとこだ

オレはカイワレダイコンも大好きだ
あいつも凄い
あいつは、黒沢映画の
脇役みたいな感じじゃないのだよ
カイワレダイコンは、、

しかも、安すぎる!60円くらいだ
カイワレダイコン生産農家さんにも
指定野菜の補助金をあげるべきだ

ほんでもって卵も安すぎる!
子供の頃から大好きな卵焼き
なんで、アホが並ぶラーメンが千円もして
玉子10個入りが二百円なのだ
おかしいと思う
鶏が腹を痛めてパコパコ産んでいるのだ
まぁ産みすぎだな

オレが、政治家なら
卵一パック五百円以下で売ったら罰金だ
最低時給があるなら最低価格も作れと
高いと思うなら喰わなきゃいい
そうすれば、鶏もパコパコ産まなくて済む
人間如きの為に、
鶏が集団的に殺されなくて済むのだ
なんか次々と腹立ってきたからやめよう

今年は処分の寅年
おまえが処分されろ
と、自分でも思うけれども
生き続けなければならないので
それは、しょうがない

どんどん処分しているが
ついに本革電動ソファ二台の処分にとりかかる
一人で持てないのは家に置かない
次に住む場所は、
自分が美しいと思わないものは置かない
そう決めた
でもこれは、でもあれはね、、
そうそれ、
日本人特有の曖昧さ
”そうはいっても”という考え方は
オレの中では、銃殺に値する
キッチリしたいキッチリと
”美しい”に囲まれたら幸福

捨てるなら誰か欲しい人にあげようと
嫌いなネット交換みたいなことを始めた
めんどくさい奴にはあげない
月の給料で買えない値のモノを
ただ同然の値段にした
取りに来れる人だけに売る
一気に応募が殺到したが
二人では持てませんよ
四人いないと持てませんと
通達したら一気に減った

はっは〜んなるほどな
今の日本社会が見えた

おそらく、車のない人は
運搬に貸して欲しいと
頼る人がいないのだろう
重いモノを持つのを
無料で手伝って欲しい
と、頼める人がいないのだろう

無償で付き合ってくれる
友人がいないと言うことだ
全てを手に入れようとするけれども
何も手には入っていない
これからも、、
圧倒的に無償の愛は手に入らないだろう
自分の人生を少し考えた方がいい
寂しい自分を自覚していないわけだ

無償の人としか付き合わない
選別しているわけでは無いけれど
冷たい人が、この国には多い
だから、友人は少なすぎる
けれども、
一人ひとり個性的で無償の愛がある
それが友達だ
子供たちにも教えている

数名が、それでも欲しいと
メールが来る
頼める人がいる人だろう
なんとなくわかる

欲しいものは直ぐに欲しいのだ
喜んでもらえたら嬉しい