はて、還暦になった
で、おまえどうする?
これからの愉快な人生を見つめ直している
たくさんあるある
日々の生活実験室
あんたは?
阿呆派閥のオレの場合として、
生涯、大切に使えるモノしか家に置かないこと
一年使わないモノは捨てる
なるべくプラチック製品は使わない
食を含め、自分で作れるモノは造ること
必ず、便利は二の次と想うこと
頑張らない事、表現しない事
すぐにあきらめる事
全否定から入る事
必ずマイナス思考で生きる事
大勢の人を見下して生きる事
全てを80%の力でやること
キッチリと丁寧に生きる事
無駄をする事
かんがえれば、考えるほど
自分の醜さとアホさが溢れ出てくる
鬱になる前に破棄すればいい
なんでも掴むと身が持たない
考えて考えない心の素質を磨け
どうでもいいのだ
たかが人生だ
自然社会を見つめれば
破壊してきた欲望の人間に
生きぬる価値などあるものか
賢者が、いつもそう教えてくれる
水になれと言う
トイレ用のトイレペパホルダ
栗の木とアイアンで造った
トイレにプラチックペパホルダを
置きたくなかった
理由は、
一日何度も目にするから
見るたびに、気になる
だから嫌い
飽きたら、また造ればいい
店舗側と作業場の二期工事が
月末から始まる
アイデアは溢れているが
自分の思考アイデアを
ぶっ潰そうと考えている
60年生きていると
もう、ほぼ飽きたしやりすぎた
見るモノ全てに刺激を感じないし
必要だとも思わない
己のセンスと趣味
アイデアというモノ全ての
思考は、マンネリでもあり
第三者から見れば、糞以下でもある
できあがったら?
それだけのことであり
モノヒト所有欲はゴミ箱に捨てる事
ガルバニウムの板を使おうと考えている
100年保つそうだ
作業場が完成したら造る事事
ベッド、机、ダイニングテーブル
大きな本棚、薪小屋、やる事多し
お盆前に、材木屋さんの休日を聞く
材料を仕入れておかないと
それにしても食欲がない
ソーメンを茹でるにも
熱いお湯を沸かす気力もない
夏だからだな
初めてだ、
移住してきて停電したのは
二日続けて停電だ
自然環境が狂ってきている
もうすぐ都会は40度を越すだろう
狂ってきている自然環境の中
与党案で、また新幹線を作るだと、
北陸道の福井から京都まで
予算5兆円
5兆円あれば貧困児童が減るだろう
その予算で、誰が莫大に儲かる?
炎天下で働く
保育士、介護士、配達員
給料を確実に2倍に上げなさい
庶民を盛り上げれば、景気が良くなるから
下の娘と神明の花火大会を初めて見にいく
娘は、オレの性格に似ている部分が多い
几帳面で、物事が気になる、心配性
互いに気持ちがわかるので優しい
人が多い場所
使い捨ての様な、大声で騒ぐ場所が嫌い
遠くからでも混まず見れる様に
山の公園を下調べしておいた
花火は7時15分開始
早めにいこうと、午後3時に出発予定とした
が、互いに心配性
2時に出て途中弁当と
ノンアルコールビールを買って現場へ
皆穴場と知ってか車が数台ありきで驚く
なんとかいい場所を確保する
涼しくていい景色だった
久しぶりに娘とゆっくりと話す
あ〜だこうだと笑わせるのがいつものオレ
4時間は長い
蚊取り線香と双眼鏡は必需品だな
あ〜だこ〜だと言うていると
車はいつの間にか満車
ぞろぞろと人が集まってきた
鬱陶しいなぁ、下にシート敷くかね?
どんだけ荷物持ってくるかね?
端行ってタバコ吸うかね?
家のベランダかっ!
鬱陶しい奴は、崖から落とせ
となんやらと
娘に品の良い優しい冗談ジョークで
時間を持て余していると花火大会が始まった
9時に終わった瞬間豪雨
携帯アラートで大雨洪水
緊急宣言も二回出た
土砂降りの中、花火大会の周りは
何万人のずぶ濡れの人、行列で急ぎ歩く
もう浴衣も何もかもが
ビッショビショで傘も役に立たない
女性子供は、顔を引きつらせ
雷と豪雨に怯えていた
言い方はよくないかもしれぬが
まるで戦時下の逃げる人々だ
たかが楽しい花火大会だけれども
一瞬にして景色は変わる
ほんとうに自然は恐ろしい
道路は大渋滞、川の様に水が流れ
三時間かかって家に着く
もうフラフラだった
電車で行った人は、電車が止まり
夜中の2時に家路に着いたそうだ
中止にすると?
経済的な大被害
それもよくわかる
誰のせいにしても仕方がない
何もかもが、やりすぎだと思う
資本主義
娘と、帰路の途中の反省会
見事に綺麗だったな
でも、やっぱり気づいたけれど
花火は、眼の前で見なきゃダメだね
遠くからだと綺麗だけれど
圧倒的ではないのだな
花火の爆風、音、眼で感じないと
遠くの公園じゃ
花火の音より
隣の洒落臭い若夫婦の
ポテトチップスを喰う音しか聞こえない
美味しい?だって
天を突き抜ける様に
真っ白で走る花火の一本道
消えたかと思うと真っ暗になってさ
豪快な花火の爆裂音と同時に
空が花火で満開になるんだよな
なんとしてでも
眼前に圧倒的に拡がる
豪快な花火を観に来ようと決める
それでも、
娘は行ってよかったと
しみじみと肯いていた