吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

イテテテテ・スイッチ

人間には、疲労のピークというものがあるらしい
沸点を超えると気をつけろと人が言う
人それぞれだが、歳こいてくるとわかる
またやってしまった〜っの
失敗ばかりの繰り返し人生
数を超えてくると、失敗こいてきた経験上
自分の強弱がわかってくる
己の強い部分、弱すぎる部分
たいがい理解してきているが

しかし!まだ心の悪魔が言うてくる
まだいける!いったれ!やったらんかい!
いまやっ!勝負せんかい、男やろっ!
圧倒的に、おまえはでけるっ!
と、いちいちと小うるさい

あ〜うるさい、、と聞かぬふりしてもだ、、
人の性格は、それぞれありきで
ややこしい人には特有のややこしい
心が揺れ動き模様があるものだから
あ、ちゃうわ、、と思うても
遅かりし遅かりし、の繰り返し
要は、自分に正直な〜のだ〜(バカボン)
ということだろう

魂は、保守抹殺反社会連盟挨拶党
アナーキスト極右左派社会民主主義中道派と
わけのわからぬ思想を目指す馬鹿ひとりであるから
なんだか悪魔の声に
ふわふわと漂い始めてしまうのだ
いかんいかんと、姿勢を正し
己の沸点を感じ始めると?
そろそろだな、とかね、、
たいがいスイッチがわかってくる
これを、イテテテテ・スイッチと呼んでいる
何をグダグダと言うているのだ?
と、言われまするが、
疲れ果てているのだね、君もだろ

最近、誰も通らぬ広域農道にはまり
65キロ安全運転、山をふた山
越えて越えての繰り返しでござる

引越し屋へ頼む金も果て
我が身ひとつで荷を運び
疲れ果ててしまった

日々、夜の9時におねむの神様がやってきて
昨日は、酒も呑めなかった
酒を呑めぬほど気力を使い果てているのだから
もうやばいなと思って寝てもうても
朝起きて疲労はとれずに重力を漂っている
更年期だからよっと言いたいけれど
まぁ、いい

今日は、正雄草刈りとカルーセル真紀に成り切って
頑張ったから足腰のいい運動になった
向こうのほうの草刈りは無理だったけれど
ずいぶんと草刈りのリズムが上達した
なんとかあと15年は、現役で頑張りたい
なんでも、楽しんで焦らずにやることだな

洗濯機、左開冷蔵庫も届き
いよいよ音箱関係をセッティング
音箱から素晴らしい中音域が飛びたしたので
感動した、やはり広い空間はぜんぜん違う
大きなテーブルは悩んだ末、作り直すことにした
板が、だいぶ反ってしまっていた
ショックだが、どうしようもないので
もう一度やり直そうと思い
材木屋の社長に電話した
栗の板を乾燥させておいてほしい
と頼んだら
ほうけっ〜他の注文があるけどな
早くほしいけ?んじゃ、急いでやってやるよ
大丈夫だっ!と、言うてくれた
いつも怒鳴るけど、いつもオレに優しい昭和の男

あるもので使っていても必ず後で後悔する
損して得せよ近江商人
そういう心持ち
反った板を工夫して、靴箱を作ろうと思う

部屋に、海の景色が欲しいから
川上澄生のアラスカの漁港
スミオカワカミは、明治時代の版画家
親父の都合で23歳でカナダへ渡り
カナダでバイトをしながら版画が好きで
アラスカの海の絵の版画を描いた
明治時代に、アラスカ
昔の人は、
圧倒的に面白い人生を生きている
成せても為さなくてもね

山の近くで住んでいると
海が恋しくなる
海の近くに住んでいると
山の景色が懐かしくなる