吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

よろけながら燃え尽きる

ようやく荷物を運び入れて
お泊まり保育二日目完了
1日目、酒に酔うて寝る作戦
ぐうすか眠れた
2日目、そんなに酔わずに寝る
寂しくもなく少し緊張するが
すぐに寝れた
これで、お泊まり保育成功とする

ズボンの左ポケットに歩数計
右のポッケに老眼鏡
後ろのポッケに携帯
常に装着実行部隊で挑んでいる
家が広すぎて老眼鏡を何処に置いたか判らなくなるし
電話にもすぐには出れない辿り着けない
常に持っていないとえらいことになる
なるほど、知らなかった生活景色だ

朝の静かさが気持ちがよく
森の野鳥の声で目が覚める
歯を磨いたら家中の窓を開けて風を入れる
小窓も入れれば19箇所に窓があるので
窓開けだけでいい運動だ
急いで何分で開けられるか?
測ってみよう
転けないように気をつけよう

果樹農家の爆音も一切無いし
朝のストレスは皆無
昨日の夜、万歩計を見ると
家の中を3km歩いていた
これで、老後は散歩無しだ
腹筋してラジオ体操してればいい

家の庭のぶっとい松の木やらなんやら
鬱陶しいものは重機で全部伐採した
木々で家を囲むと泥棒が入る
泥棒にとって、自分の身が隠れれば
その家に入りやすいわけだ
最近は、恐ろしい事件ばかりなので
金目のモノはなくても怖すぎる

鉄骨の大きなガレージも壊すことにした
材木が天井に当たり運び込めないし
太陽の邪魔だ
自分にとって無駄と感じるモノは
全部壊して無くしてしまえばいいのだ
そうしておかないと老後がたいへんだ
解体屋の中国人四人がやってきた
オレのと同じレシプロソーを持って
四人同時に切り出した
鉄骨用の刃があるんだと眺めていた
ひとり黒いサングラスをして
筋肉質でケンカが強そうな男がいたので
こいつだけには気をつけようと見ていた
鉄骨は、軽トラに載る大きさに切って
上のポリカの波板も廃棄しなくていいと告げる
波板は、使うし鉄骨は売りに行けば売れる
中国人は、あっというまに切断しまくり
午前中に作業を終える

オレは軽トラに鉄骨を積み込んで
眼をつけていた鉄骨廃材屋へ飛び込んだ
そこも、全員日本語の話せない中国人だった
車体の重量を測りすべて現金に変える
手を振ってありがとうだ
鉄は、高値で売れる
あと1発、今日運び込む

役場で、転入届を出す
いよいよ峡南に移住となる
今朝は、初の朝ごはんをつくる
厨房設備は、まだ火力に慣れないが
やっぱり自分には合っている
システムキッチンは苦手だ
五徳をコンロに置いて味噌汁をつくり
目の前の森を眺めながら
木のまな板でキャベツを切る
ようやく始まったなと
小さな魂が動き出した

期日前投票に行ってきた
消費税廃止、企業献金廃止
防衛費削減の政党へ投票
共産党は頑張っているが
消費税5%なので投票しなかった
50年後のこの国の子供達のために投票

さぁ、後悔しないように
何もかもガッツで行こう
地獄の果てまでも
はやく、お湯が出ればなぁ、、