吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

静寂の日、人の声

明けまして
おめでとうございまし

年賀状が値上がりしたので
10枚買っておいた
手描きの年賀状
年末に、少なき友人に送る

峡東、七時の町内サイレンで起きる
寝袋が暑過ぎて、夜中の2時に目が覚めて
早過ぎてまた寝る

天気よき日
朝風呂、洗濯、ラジオ体操、心地良き
家に戻れば、40畳のリビングだけど
ここの窓辺の和室は、8畳
ありがたいことに
羞恥心と所有欲が、人に比べはるかに少ない
人も信用していない
人間は信用に値する生き物では無いし
失っても騙されても、白旗を揚げる

ここの、畳二枚と木箱があれば生きていける
何も要らないと思う
たぶん、
大都会のマンションを与えられても
必要ないから要らないと断るだろう
欲しいものは
事を起こせる額
少なくとも30兆円

女子部のあっさり味の雑煮を食す
オレの雑煮作りの基本は引き継がれていて
高知の日本酒が美味しく
ポカポカと眠気を誘う
音楽を静かに流し鳥の音を聴きながら
今日も、インターネット、テレビ必要無い
新聞の間違い探しが難し過ぎて
クロスワードに辿り着けない
海馬が動き出すと
気が遠くなってくる

コーヒーを2杯飲んで
事務の仕事をして
そして外の角材を洗おう
昼寝をすれば酒の時間
何も変わらない
いつも頑張っているから
一年の始まりと、今年の目標も必要ない
日々の小さなやるべきこと
それをやるだけで
豊かな人生が送れるだろう