吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

霧のむこうに

昨日は、寒すぎて湯たんぽ2個セットで寝た
朝方になると湯たんぽ2個セットは、
冷たんぽ2個セットに変わり果て
足で蹴散らかされて
床に2個セット落ちていた

今朝は、霧がかかり
畑から蒸気が出ていた
朝は、お粥さんと鮭と梅干し
ささっと食って、ラジオ体操をすませて
白菜漬けの仕込みを始める
白菜は干すと甘くなるのよ
漬物手帳をとりだして数値を確認して
測りで粗塩を測りなんやかんやと忙しい
白菜漬けが始まると、日々の時間合わせが大変だ
昔の婆さんたちは冬になると
凍りつく水で野菜を洗って指は凍りつくし
相当忙しかっただろうと思う

万歩計を夜見ると
毎日、家の中で4km歩いている
店に行かない限り、誰とも話さない日々なので
いかんかなぁと、少しは思うけれども
寂しさもあまり感じなくなり
それなりの日々を楽しんでいる

世界最長116歳の日本の婆ちゃんが亡くなって
トップがいなくなった
オレは、本気で110歳まで生きようとしているが
116歳は、さすがに無理だろう
世界一だもんな、生涯どんなに金を稼いだやつよりも
116年も見てきたからな
経験値と幸福度は、世界一のトップだ
女は、すごいな
婆ちゃん、死ぬ前に
”今トップ?二位は、誰で何歳だ?”と、聞いただろうな

明日は、本漬け
オレの喰う分も漬けておこう

今年は、店が儲かればいいな
美味しく仕上げて
無農薬の白菜漬けを持っていこう

さぁ、眼に見えない小さなこともコツコツと
ちゃんとキッチリ生きていこう