吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

女は愛嬌、男は度胸

八ヶ岳の花屋の大きな薪ストーブの上に
ステンレスの鍋があって、その中から湯気が出ていて
それはそれは芳しい香りだったから
あれは何を入れているのだ?と聞いたら
愛想のない女性店員が言うには
アロマの葉っぱだというので
欲しいと言うて買ってきたので
家のストーブの上で水から沸かしたら
それはそれはいい自然の香りで落ち着いた
匂いがしなくなったら捨てるのだと言うていた
出汁を出し切るまで使う

漬物倉庫整理や、森の木切りやら
家の事事を住ませて
東京バイトへ向かう

くたくたで仕事を終えて伊藤と店呑み
東京の家のゴミ分別の仕組みを聞く
オレは、家族生活をしている間は
ゴミ捨てに行ったことがない
男尊女卑だから行けないのだ
と、言うことはないけれども

なんとなく、
ゴミ捨て担当の男の背中は
家庭に虐げられた男の情けないイメージがあって
だいたいの男は、捨てる瞬間に周りをチラ見している
たぶん、男には少なくても
そう言う意識があるのだろうし
それも女房に対する
親切心と、優しさだと思っているのだろう
いや、役割分担みたいな事だろうな

一人になって過疎地のゴミ分別の細かさに驚いた
まじか?こんなに細かく分けるのかと悩む
事細かに書かれているゴミカレンダーを
説明書を読み解くように分別していると疲れてきたが
こうなったら徹底的に分別してやる
と、燃えてきた
生ゴミは乾燥機で肥料になるし
臭いはないし良いので
店の生ゴミも全部そうしようとイトウと相談
小金井市に相談すると
住民表はないけれど事業のゴミ減量化に
協力してくださるなら補助金を出しましょうと
ありがたい言葉をいただいた
小金井市は、ゴミ処理施設問題で大変だった時期がある
行政の方々も大変なご苦労だろうし
ゴミ処理の仕事に携わる人も大変な仕事なのだ
だから分別を徹底し始めた

何かを買うとプラチックがついてくる
これをハサミでチョキチョキ細かく切っているし
アルミ缶は、絶対に潰さないことだし
だいぶやり方も進歩してきたので
燃えるゴミも
二週に一度しか捨てに行かなくなった
気分がいい

ゴミの出し方で
その人の全てがわかるそうだ
品のある大金持ちほど
ゴミがシンプルに片付けられていて
すべてが清潔だと言う
そうか、そうすれば
オレにも金がわんさか入るわけだな

よ〜し
赤のトランクスと赤シャツも届いたから
美輪さんの教えに従って
わんさかわんさか頑張ろう!

今日も東京車泊
車から見える景色が違うなぁ
ドアを開けると隣の家
都会に住む人はしんどいだろうなぁ