吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

生きるヒントは旅にある

居酒屋海風三連休
我ら属さなず儲からない
認知されてたまるかと思う
数少ないであろう
根性のある業種の皆さんの良いところは
いつでも休めるというところ

社会のお盆休みなんぞを省き休める
ストレス混雑も避けられるし
家族サービスも皆無
”人混みには爆弾を”
という世界人種宣言並のキャッチコピーを
それぞれの心に持っている
我々の人生において
群れに並ぶということは皆無
全て削除できるオールナッシンング

てなわけで
イトウちゃんは、東京大衆酒場ひとり巡り
いいですねぇ、
数々のラインメールが送られてきました
人間は、死ぬるまで好奇心と行動力
自分で見たものしか語ってはダメですな

毎度の引きこもり的にしておる私
我慢できずに海が見たくなりました
毎度の伊東漁師の旅館へ飛びました
ここは、もう37年通っています
数々の思い出があります
伊東に行くならハトヤですが
行ったこともありませんし
んなとこ行く気もないです

37年前にいたおばちゃん
まだ働いていました
わたくし、ひさしぶり〜などと
常連気取りは、一切出しませんし嫌いです
会話もせずに静かに全体を見ています

ここは、漁師の朝採れの魚が
晩御飯に出るのです
で、格段に安いです
誰にも紹介しません
昨日は、刺身、金目の煮付け、あら煮
天ぷら、野菜煮、もろもろが出ました
毎度毎度、食いきれません無理です
風呂は、もちろん掛け流しの源泉湯です
宿は古いですし
4階建てでエレベーターもありません
最高なのですが

もう、4階からの登り降りは
自分には、もうしんどいので
今回で最終回に決めました
頑張る気持ちはありません
こうして、古き良きものも
自分の思い出になっていくのですね
それでいいのです
継続しなくてもいいのです
ラスト漁師旅館楽しみました
静岡日本酒が美味い美味いでした

夜遅くに
いつものラーメン屋へ行きます
いつも腹いっぱいなので
ラーメン食べずにおばちゃんの話を聞きながら
甲類焼酎の水割りだけを飲む店です
37年間
一度もオレのことを
覚えていないところがいいのです
おばちゃんいましたが
外から覗くとカウンター満席で帰りました
うるさそうな客もいたしね
それでいいのです

いつも寄る、漁師旅館近くの
地産鯵の干物屋のおじさんに
鯖の味醂干しを食わせてもらいました
冷たいお茶を飲め飲めと勧められたけど
コップが汚いので飲めませんでした

聞くと、漁師旅館の経営する海の家は
台風が来て基礎が崩れて修繕や
バイトを探すのにも疲れたそうで
儲かる夏の海の家を辞めにしたそうだと
と言っていた
そうですかと話しながら
しみじみと時代を感じていた

朝ごはんは、地産の鯵の塩焼き
イカの塩辛、磯汁、たくあん
マグロの刺身が出てきます
毎度毎度の最高でした

心の思い出です
海を見にきてほっとしました
明日は、清水へ飛びます
全国、食堂居酒屋巡りは楽しい
己の観察眼で姿を消し
良き部分も悪い部分も全て盗みます
心の盗賊です