吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

でも、もう一杯

拝啓、けいこちゃん
お元気ですか?
遂にスペシャル最終章の”2002年遺言”
だけとなりました
スペシャルシリーズは二時間越えで長すぎます
小便行くたびに、ポーズボタンを押すのですが、
それでも相当泣けてきます
最後にも泣くと思います
あの父さんの魂の男の優しさは
どこから湧いてきたのだろう?と
考えながら見ています
けいこちゃん、
ぼくは61歳児に成り果ててしまったけれど
自分の魂の奥底にも
あの父さんのような
本物の優しさがあるのだろうか?
男の優しさとはなんだろうか?と
バカなりに考えているのです
たぶん、死ぬまで考え続けても
わからないのかもしれません

蛍が成長するにつれて、
歯茎の縦幅が広くなってきているのが
気になっています
幼い頃から、どうでもいいような
そういう小さな部分が、
小さな事が、いちいち気になるのです

畑では、たくさんの芽が出てきており
植えてもいないのに
かぼちゃのような実が勝手になり始めています
毒が怖いので慎重に調べてみますが、
ズッキーニかもしれません

昨日の夕方から甲府の部屋に来ています
大きな机が残っていたので
部屋の寸法に合うようにと、小さく加工しました
お湯が出る洗濯機置き場があるし
水も使い放題なので小さな洗濯機と
小さな2ドア冷蔵庫を買いました
本当に小さくて、
コップとペットボトルしか入れられません
だから、焼酎と水しか飲めないわけです

テレビがない部屋はいいものです
娘の自転車を磨きまくって綺麗にして運びました
今の子は、モノを大切にしません
世の中に、モノが溢れている時代に生まれたので
小さなことを気にしないのでしょうが、
ぼくは、残念に思います
でも、言っても響かないだろうから
しつこく言わないようにしています

その自転車で、今朝も草津温泉へ行きました
ポッケには490円しかありませんでしたが、
470円だったので足りました
朝の常連爺さん達の邪魔にならぬように
身体をピカピカに洗って
静かに湯船に浸かり頭の上に綿布を乗せて
眼を閉じて何も考えず温泉を感じるのです

外に出てイスに座り
コーヒー牛乳を飲もうかと思いますが
もう、小銭がないのであきらめて
自転車に乗って帰ります
荒川橋を通る道は坂になっているので
段を切り替えて通りますが、
必死で漕ぐと汗が出るので
何のために温泉へ行ったのかとなるので
ゆっくりとスイスイと漕いで帰ります

腹が減ったので
朝七時からやっている定食屋へ行きまして
ハムエッグ定食とビールを頼みました
ここは、二度目だけれども
どうにも味噌汁が美味しくないのです
味噌汁は、自分にとっては大切です
簡単でいいから美味しく作ってほしい

明日は、
離れて暮らす受験生の長女の強行遠足の日
朝の四時に学校まで送りに行くのです
女子は、45km男子は103km
朝の5時から一日中歩き続けるわけで
毎年、頑張れとは言いません
ぼくなら3年間棄権するだろうから
疲れたら途中ですぐにあきらめて
やめなさいと言うのですが
誰に似たのか?負けん気が強いせいか、
毎年完走しているわけで
なんとか、無事に終えてほしいものです

塩分が必要だから
梅干しおにぎりを作っていこうか?
と、尋ねたら、ゼリーがあるから大丈夫と言われ
女子供の考え方は、よくわからないなぁ、、
と思いながら
自転車で丸十パンに立ち寄って
塩パンとフランスパンを買って
渡してこようと思っていて
カラカラと自転車を漕ぎながら
どうにも当たりの悪い音がするなぁと
思うので自転車屋さんを探して
行ってこようと思っているわけで

今日は、深酒ができないなぁと、、
でも、居酒屋家業なのだから
居酒屋へ呑みに行こうと思っているわけで、、
近くに、
海風みたいな雰囲気のいい店があればなぁと
この辺りも、
お客様お帰りです〜の
うっとうしい店と常連ばかりの店で
普通の静かな居酒屋がないのです