吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

夢の中で責任がはじまる

通りを歩く貴婦人
赤い帽子に薄みどり色の花
光のように通り過ぎる
草を刈るバリカン音
低く重く地に響き
柿の木の噴射音は、高音
柿の葉を食す新種の害虫に噴射

雨と湿度にやられ
四日ぶりに朝のトレーニング
今朝も湿度70%
1時間10分
標高のせいか湿度が軽い山を歩く

軽トラの窓、全開
帰る時の坂道の風が心地いい
疲れと汗
じんわりと身体に効いているのがわかる

シャワーを浴び洗濯
天井のバナナをもぎり
冷えたスムージーを作る
天井には、いつでも首を吊れるように
フックが掛けてある
バナナは、予防品

朝トレに夢中なのは、
健康維持と体調管理の為
運動嫌いなこのオレが
60過ぎて早朝のトレーニングを始めた理由?

昔の知り合いの飲食店のオーナー
3人が60代で亡くなり、一人は50代で亡くなった
みんな飲食店経営者、自由業に人生の保証は無い
みんな健康管理など気にもせず
毎日店で客と酒を飲み、好きなように生きていた
素晴らしい人たちだったけど
思い出すと、全員夜の飲食店の顔だった

わたしは朝五時に目を覚まし
山へ向かい、野球場を歩き体を捻って
低地に戻り、汗だくで畑の草を捥いでいる
野菜は、種を蒔くと三ヶ月で実をつける
が、種を撒かないと三ヶ月後の収穫はない
仕事同様、結果が出ないわけだ
昔の私が思う偉人たちは、
月の明かりを観察しながら時期を考えた
漁師も同じだ
自分の仕事とは、真逆の生き方をする

そういう顔の表情と身体
そういう健康な人間
質素で、いつも穏やかだけれども
地獄のようなギャグと狂気を持ち合わせ
空気のように存在を消せる様な男になりたい
少しづつやり直そう

10年に一度、必ず見たくなる映画はゴッドファザー
1年に一度、必ず見たくなる映画はラッキー

スタントン91歳、最後の出演作品
映画の冒頭の彼のセリフは”クソ女”で始まる
彼のセリフが、ずっと心に響いている

“つまらん雑談なら
気まずい沈黙の方がマシだ”