吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ミミズの教え

8km回峰行今月トータル72km
歩いておるとミミズの神様も歩いておった
終盤終わる頃見たら3mほど進んでいた
ミミズの神様は、一時間に3メートル進むわけで
それに比べたら歩きすぎだ
放っておくと砂地で死んでしまうだろうから
掴んで持って帰った
家の畑に砂を流して土に戻した
しばらくして心地良さそうに潜り込んだ

ミミズの神様は、土の中で空気の通るトンネルを
方々に開けてくれるので野菜の根が育つ
ありがたい生き物だ

午後店へ向かう
東小金井は開発で変わり果てていて
高層マンションが駅前に建てられていた
こんなところに住みたくはないなと
上の方を眺めていた

あんな高い場所に住み、
隣との距離はどのくらいなんだろう
たぶん壁の向こうには、身も知らぬ人が住んでいて
付き合いもなく話すこともなく
ローンを組んで、
毎月管理費を払いながら生涯暮らすわけで
金銭的にも凄いなぁと思う

タダで住めと言われても
隣に誰か住んでいるというストレスを考えたら
勘弁してくれ要りませんと断るだろう
億ションするというマンションらしい
東京都下もえらいことだ

オレの住処は、隣50メートル離れていて
周りは、柿と葡萄と桃の木の果樹園で
鳥の声しか聞こえないし
車の音も街中の音や人の音も聞こえないから耳に良い
どんなに大きな屁をこいたって
隣に聞こえないし
モクモクと火を焚いても誰も気づかない
都会に住んでいると
金を稼がないと暮らせないが
田舎に住んでいると都会の給料の三分の一で暮らせる
水は美味いし空気も美味い

オレなんぞは、ほぼ自給自足なので
年金の時期が来てあと20年もすると
月八万円もあれば、暮らせるだろう
人生の価値観や思想が変わってくるわけだな
夜は店で塩手羽を食しながら呑みすぎて
翌日朝、高速が渋滞なので下道でのんびり帰る

相模湖駅でまた同じ店へ入った
二回目で、今回はオムライスに挑戦
サラダのドレッシングは良くできていた
オムライスも綺麗だった
どうにもライスの味付けが薄くて
ソースの味も薄かった
オレ的には、
昭和の大衆洋食屋さんのあの味にしてほしいけれど
そういうのは人の好みなのでなんとも言えないな
商売柄、どんな店でも3回通う
いろんな面が見えてくるから勉強になる

次もう一回で三部作の完成だな
次回は、ポークジンジャーを頼もう
この三部作をオレなりに考えて
家で、作ってみるわけだ
あのドレッシングは盗もう

見たもの影響受けたことや貰ったものは
何らかの形で何処かに必ず与え返す
小さなこの精神は、大切だと思う
そういうことを繰り返して生きた人が
良い歴史を築いてきた幸者だから
金では買えないモノがある

相模湖帰りに遠回りをして
上野原の大野貯水池に寄る
談合坂近くだったけれど初めて見た
野鳥がたくさんいて静かな池だった
しかし、静かな場所だなぁと感心した
家に戻り、今日は回峰行はやめておこう
と、思ったけれど夕刻になってもう一度
自分の身体に聞いてみた
夜になるからやめとこか?
いけそうだから行こうと話し合った
五時過ぎに着いて歩き出した
薄暗い中歩いていたけど
グラウンドが見えなくなってきたので終了
6キロだった
もう少し早く来てればなぁと反省して
はぁはぁ言いながら軽トラに乗る

帰り道
ふとミミズの神様が言うてきた
”昨日は、救ってくれてありがとうな、、
でだ、おいクソ人間
君は、今までの自分を壊して捨ててしまいなさい
大したことでもない経験値など捨ててしまいなさい
補償を得ながら生きる道を選ぶより
新しい景色を描き続けることだから”

そうだよな、と
息もはぁはぁ吐きながら吐き捨てながら
小さなガッツポーズ、握り拳の62歳児
情けなく軽トラのミラーに映っていたゾ

今日の労働歌