吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

湯気の向こう

三月下旬だというのに相当寒い
朝は雪がちらつき
ストーヴが欠かせない

しばらくすると鉄瓶の湯気が出て
コトコトと音がする
その音が、心地いい自然音
湯気の音が、しゅるしゅると
小声で囁くようなのだ
白湯を飲んでいる

頼まれていた
ラオスの珈琲を挽いて袋詰めする
とても美味しかったと
言うていた
それにしても寒いぞ
今年は、芋がダメかもしれないな