帽子の似合う人は羨ましい
小さい頃から野球帽と麦わら帽子しか似合わない
お洒落な帽子を服屋で被って鏡を見ると
自分でも爆笑してしまうほど似合わないし
横で見ている人も笑ってくれるから恥ずかしい
だから、さりげなく帽子の似合う人が羨ましい
畑作業には麦わら帽子
中国製の安い麦わら帽子がボロボロになったので
思い切って国産のを購入した
さすが、日本製
実に手触りも良くて軽い
安い買い物は無駄になるね
今日は、娘の公立高校の高校野球予選日
娘は、生徒会なので
朝7時に球場入りとのことなので
麦わら帽子を被って車で送る
自分用の凍結麦茶も気合を入れて持参
しかし、
高校野球予選の入場料800円はキツイ
どこの誰が儲けているのだろう
高校野球に一切興味がない人は
なんちゃら面白い話ではないだろう
野球経験者にはわかるだろうが
試合前の守備練習連携プレーを見れば
どっちが強いか、だいたいわかる
娘の高校は公立高校でも強いらしく
見ていても試合前に勝つだろうと思った
なかなか渋い試合であったが、3−1で勝った
中でも、キラリと光っていた子がいた
八番打者で一人だけ木製バット
1打席目ボックスに立ったときに
おっ!木製だっ!と感じた
んでファールしたときに
なんともいえない木の音がした
いいねぇ〜と感じた
野球は木製バットだ
芯に当たった時の喜びは木製バットだ
飛ばせば良いというものではない
彼にヒットは出なかったけれど
良いスイングをしていたし
構えた姿に、存在感があった
悔しいだろうが
次戦では、きっと打つだろう
頑張って欲しい
球児は、真っ直ぐでいい
勝手も負けても
相手に対しての敬意のスポーツ
いちいち、うるっときてしまうのだ
娘が、片づけがあるというので待っていた
選手たちが出てきて
”応援ありがとうございましたっ!”と
生徒達に、清潔に敬礼して挨拶
気持ちが良かった
娘は、山岡家の塩ラーメンが好きなので
ラーメン喰って帰ろうと言うと喜んだ
そんなに美味い塩ラーメンなら
オレも食おうと注文した
麺固め、油無し、味薄め
出てきた塩ラーメンは美味しかった
娘は、山岡家の塩ラーメンは世界一だと言う
ポスターを見ると
昭和63年に茨城県牛久市で誕生!とある
娘が、山岡家の塩ラーメンを
作ってくれた人は尊敬に値すると大絶賛した
いやいや、オレなんかは辛味噌の方が、、
と、言うと
えっ!!なんでっ!
と驚きの顔
いやいや、そんなあんた、、
たかが、ラーメンに興味はないけれど
塩ラーメンでも美味いとこは
たくさんあると思うけどなぁ〜と言うと
でも、やっぱり山岡家には勝てないよ
と、あっさりキッパリと言っていた
どうにも、娘だろうが第三者の目で見てしまう
思うに、勉強のできる人は、大概思い込みが激しい
自分がそう思ったら真っ直ぐ行く
到達点に早く辿りつきたいと思うから
成績も伸びるのだろう
自分の様なややこしい人間は
あ〜だこ〜だとよそ道ばかり探してしまい
無駄なことにも興味が湧いて
いろんな知識を欲しがるし
これまたしつこいし
まぁろくなもんじゃないから
勉強が、全く出来なかったのだろう
でも、思うけれども
彼女が大人になって結婚したら
旦那は大変だろうな、
思い込みが激しいし
自分の思った道を真っ直ぐ信じるから
たぶん何かの宗教とかにもハマって
やっかいな感じになるかもしれないな
まぁまぁまぁと旦那が言っても
一切受け付けない感じになるかね?
なんて、考えてしまう
ややこしいことばかりっ!
あんたっ自分の娘を普通に心配しなさい!
と、誰かに叱られるだろうが
頭の狂っている男だからしょうがない
大概のことは
どうでもいいのだ人生は
でもまぁ、そうなったら
遠目で観察していよう
旦那は大変だろうが、笑いがあればいい
まぁ頑張れよっ、嫌ならすぐに別れろっと
ポンっと肩でも叩いてあげればいいだろう
オレには、娘だろうが
自立したなら口出しせずだ
知ったこっちゃない
自由と自由
そういう躾を互いに同等に感じている
それも自立と優しさ
子供の前に、同等の人間である