吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

細かすぎる頑固者を目指せ

すでに4ヶ月経つ移住先の改築
いやはや、長い長すぎる
金も使い果たした
そろそろ生活費がやばいので
居が落ち着いたら、海風さんにバイトで使ってもらおう
日銭を稼がなきちゃ

ようやく足場も取れたが、最終の諸々の部分が
なかなか終わらない
お湯が出ないので、まだ生活はできないが
荷物を運ぶ日々である
一人で運ぶ作業は、なかなか大変だけど
腰を守りながら頑張って運んでいる
昨日は、重い重い本棚の本をやっつけた
本棚は、スカスカになり
本棚には、いろんな思い出が出てくるわけで
娘の”お父さんへ”という
絵が出てきては
嬉しく優しげな気分になるものだ

ん?いやまてよ、
子供四人に、一度もお父さんと呼ばれたことは無い
パパだけは、やめてくれ
おと〜とか父上とかオヤジにしてくれ
としつけたので
いまでも”と〜と”と呼ばれている

幼い頃から、観察眼を植え付けていたので
周りの幼児達を気にしていたのか
幼児の景色
ママ〜パパ〜と親に育てられた
糞ガキが正統の位置を占める様な
日本社会の幼児の世界で
わたしは、と〜とだよとは、
恥ずかしくて言えなかったのだろう
幼い心で、比較の社会を学んでいたのだろう

しかし、
呼んだこともないのに、”お父さん”と描くとは、、
こっちが、今見ても恥ずかしくなる
記憶の中では、その日
園児スペシャルプレゼントシリーズ
泣けるお父さんの日お絵かきセットを
ささ〜っと見えない場所に隠してた様な気がする

はっは〜んあの時だな、、と思い出す
まぁ、幼い頃の出来事に
大人が勘繰るのは最低であるから
生涯ダメな親であるわけだ

四人の子は、九月十月に生まれが集中している
百発百中、逃さず攻めたわけだ
こないだ、下娘の誕生日に
肩揉み券でいいだろう?と思いきや
一切却下され、現金支給となった
愛は金で買える時代なのだろう

いやはや、百発百中仁王立ちの父たる者
この国では、もはや存在感もなく
訳のわからぬ男女か女男か?
なすがままの同等社会
尊厳の父は、通用しない国になってしまった様だ

朝飯を自分で作り
頑固無党派馬鹿男は、いそいそと出かけることにしよう
最近は、カリカリの目玉焼きを焼いて
くるみパンにハムと野菜をのっけて
チーズを振りかけ牛乳と舞茸塩汁
UCCインスタントコーヒーで攻めている
10分でできるから男の朝はこんなんでいい

徐々に攻めてきている
花屋の息子花男を見習って
部屋を果樹花で彩るのだ
シークヮーサー、レモン、月桃の花
この三トリオを育てている
9号鉢に入れ替えて
部屋で育てるのだ
そう、焼酎の薬味
見るだけでは、無理
男は、百発百中奪い取るの精神だからな