吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ケツの穴に花束を

しつこ拝啓始まりは休みで、、

あなたは、
生きていて自分のどういうところが?
どういう小さい何が、日々の中で嬉しいですか?

わたくすのばあいわよ、
大したことはないんだけれど
小さい頃の夢だったことが、ひとつあるのね

それは、
朝起きて珈琲飲んで
家の目の前に広がる無農薬の畑へおりてね
今日、食べるだけの野菜を採ること
これができたのがね、何よりも嬉しいのじゃわ
もう、何もいらないと思うのじゃね
今日は、カレー風味のポテトサラダと
青唐の煮浸しを作ったのよね

ほんで、気づいた
男の家には華がないと、、
花屋で買ってきて花を飾るだけじゃ
金で買っただけで華がない

しかし、
花を育てようにも、センスが無い
でも、家に華が欲しい
というわけで、
いつも見ている小さな村の物語 イタリアを思い出した
イタリアの家のバルコニーには美しい花がある
あれはなんだろうと調べたら
ゼラニウムだった
よし、と気づいてダークレッドの真っ赤いけの
ゼラニウムの苗を買った

息子は、プロの花屋の花男
ホテルの大掛かりな花飾り屋なので
息子に聞けば早いし、あのセンスが欲しいけれども
オレもオレなりに
チャレンジしてみることにした
息子の言う通り、、
花は生活の一つだということだな
で、家の玄関の横に植えた
毎日見たら気分がいいだろう
すこしづつ、畑をやりながら
季節が来ると毎年花が咲く宿根草だ
しゅくこんそうと呼ぶのだな
畑は緑一色だからな
他の色があれば華になるな
よし、がんばろう
薔薇もいいな
赤い薔薇を口にくわえて
街中をウロウロしていれば
変態だと思われるだろうけど
それもいいと思うな
人間は、
友達が多く、みんながいい人と言われるバカよりも
人嫌いで変わっていて、近寄りにくい人
と思われた人の方が幸福だろう