長年の素人大工
ワンルームの狭い部屋の
隙間利用収納棚の制作が続く
すべては寸法通り
最近は、いがいに設計図をきちんと描く
桧の棚が完成
引き出しも自家製
何でもかんでも自家制作
隠し布もイトウちゃんにお願いして完成
ハトメをつけてこれでよし


倉庫へ向かい壁作り
材質のわからない柱
柱が見えるようにに板を張る
もう、継ぎ剥ぎだらけ
あるもので作っているので原価ゼロ
まぁ、みっともないけれどこれでいい
木工は、結構疲れる
怪我するとえらいことなので
いつも集中して作業する
爺さん二人見にくる


なんだか、部室みたいになってきた
板を貼るだけで小屋の中は暖かい
女子部が帰ってこないうちに
綺麗に掃除して逃げるように帰る
夜、歩いて10分ほどの
老夫婦の定食屋へ行く
もう、ここだけでいい
こないだ行った居酒屋
2回行ったけれども、
店主の女房がやたらに話しかけてくる
いつも自然体なので、別にいいのだけれども
興味があるのか、やたらに聞きたがる
どんどん、食い入るように聞いてくる
んで、言葉使いが荒く品がない
料理は美味いのにこりゃダメだなと
インテリジェンスのかけらもない
品のない人は嫌いだ
しんどいからもう行かないだろう
老夫婦の食堂は静かでいい
テレビがあるけれどつけていない
し〜んと静まり返っている
熱燗を呑みながら
いつもボ〜ッと静かに呑んでいる
こういう自分が好きなのだ
温かいかけそばが身に染みる
見ていると麺は冷凍だけれども
つゆが美味しい430円
朝食は作るけれど
色々が片付くまで
疲れすぎて夜の食事が作れない
少し心も落ち着いてきた
日々、畑の収穫もあるし大変だ
しかし、適当に種を蒔いただけで
あんなに野菜が生えるかね?と驚いていると
ついつい酒が進むのだ
よちよち歩きで小さな部屋に帰る
寂しく侘しい男だけれど
そのうち光が見えてくるだろう
