吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

フェチズム

山本昌が野球殿堂入りしたというニュース
ザ・タフネスの男
彼は、寝床で目が覚めたら
あ〜今日は足が痛いなぁ〜
今日は腕がいまいちだなぁ〜
行きたくないなぁ〜と
ブツブツ思いながら
完全マイナス思考で朝起きるという

50歳まで現役生活を続けて来れたのも
普通と違うこの感覚だろう
考え方が自分と似ていて
山本昌は好きなのだ

長生きする方法は
ストレスを笑いに変えること
生き方とは?と、よく聞かれる
30までは
好奇心を貫いて良く食べ良く遊び
前科を作らない位に善と悪を全部見る
人に言えないアホな思い出を作りまくるのだ
40代は必死で働き嫌われ稼ぐ
50で引退を考える
60からは好奇心も持たず
人付き合いも捨てる
馬鹿とは会話せず、何事も頑張らない
知らんがなと、ぼ〜っと暮らす

この方法で生きれれば最高だ
仕事を退職してから
日本や世界を旅して
どう楽しく生きようかと考える人がいるが
阿呆である
旅や遊びや恋愛
全ては30代でこなしておかないと
体力も落ちて、要領良く自分の許容範囲でしか
考えられない年代になると
もう遅い
圧倒的な景色はもう見えない
金は増やせても時間は増やせない
朝起きたら身体もギシギシ悲鳴をあげている

店は区画整理事業で
あと数ヶ月で壊さなければならない
思い出は溢れるほどあるけれども
しかたがない
所有欲が薄く物欲もないので
飽きたら何事もすぐ捨てる
キッチリサッパリしている方が
清潔でいい

移転工事まで一年以上ある
遊んでいるわけにはいかないので
物件探しで日々忙しい
昨日は、三鷹まで歩いた
五キロ歩いたが
たいした距離ではなかった
小金井に比べて人の多さにびっくりした
もう、ギラギラと必死で金儲けに挑む年代ではない
穏やかな店で穏やかなお客と
ニヤニヤしながら静かに続けられる
店を作ろうと考えている
造ることが好きだから
まぁ、なんとかなるだろう
初めて入った三鷹の不動産屋
高齢の社長と人生について語る
何事も、最後は
優しさと熱いハートだよと
その社長は言っていた
しみじみと、いい時間だった

拝島へ行った
拝島の駅のこの景色は映画を見ているようで
とてもいい
これを作った建築デザイナーは大したものだ
景色が溢れているのがいい
駅を降りて
拝島の呑み屋で麦酒にしばかれる
好きなキリンクラシックラガーがこの店にはある
この店は、ほっといてくれるし
安くて、ホールのお姉ちゃんが可愛い
キリン麦酒にサッポロのグラス
不似合いだけどこれでいい

趣味や考えが同じよりも
不似合いなアベックや
不似合いな結婚生活が
いつの日か美しい生活の景色を
彩るのだろうなと
ぶつぶつ思いながら
お姉ちゃんの美しいケツを眺めて
緑茶ハイに突入した
たいがいにせえよと言うことだな
とほほほ、、、
人生泡だらけだ