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朝の洗濯物を干しながら
こんな東京都下なのになぁ
しっかし緑が少ない
家の景色もごちゃごちゃしすぎだなと
都会の晴天を眺めていた
溜まっていた東京新聞を読む
一面には
防衛費の不足分は増税
自民公明で決めるそうで
国民の負担は確実だと
おいおい
選ぶ国民しっかりしてくれよ
と呟く
昨日、コンビニでコーラを買ったら
170円だった
こんなに高くなったのか?と驚いた
愛国心が、どんどん薄れてくるぜ
これからは、一人一人が
騙されずどう生きるかだな
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東京新聞の見開きに
星新一の特集が組まれていた
この新聞は
偏りがなく編集が上手だ
こういうSFショート的な本を
中学生の頃よく読んで夢中になった
現実を超えた世界感があって
星新一と筒井康隆は面白かった
娘さんが父の思い出を書いていた
教科書に
“作者は何を言おうとしていたのでしょうか?”
と、書かれていたので
父に直接聞きに行ったら
” そういう事を学校で聞くから
子供が本を読まなくなるんだ”
と、怒っていたという
そのとおりだ
自分の時代もそういう答えを求める事が
教科書にいつも載っていた
皆で同調させようとしているのか
幼いながらに腹が立ってきて
先生に
“人の考え方は色々だと教わっているのに
なんで答えを求めるんだ?”
と、問うたことがある
先生は、困っていた
この国は、昔から変わっていないな
と思っている
自分にとっての敵を削除するような
同じ者同士の柵の中で生きていると
抵抗心が薄れてくる
それが大人になって
そうは言ってもねぇと半ば諦め
生活という日々に追われ結婚して
自分に趣味嗜好が沿うような
曖昧な家族と子を育てる
資本主義の奴隷だ
美しい景色や自由を考え掴むには
抵抗する心を育てるためにも
毒や悪も必要だ
歴史が証明している
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