吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

水の泡になる前に跳べ

毎朝の2リットルの鉄瓶湯沸かし
吹き出しそうな湯の泡
ギリギリのラインで吹きこぼれないように
調整する技を身につけた
数ミリだけいつも垂れる
この垂れの滴が
じつに興奮する
最高にお湯が甘いのだ
鉄瓶変態と言われても気にしない

日々が、忙しすぎる
おまけに確定申告
税理士と待ち合わせ
大都会甲府へ行く
待ち合わせの時間に行く
予約の日が違うといわれる
が、前回何度も確認したから
オレに間違いはない

言った言わないなどと
あ〜だこうだと問答するのは
男として好きじゃない
オレの負で構わないさ
損得勘定は男のクズだ
と、いうことで
たまらんなぁと笑いに変えた

帰宅後の再予約の電話によると
どうやら
事務方のミスのようだった
OK了解
何も気にしないさ
男はグダグダ言わず
あっさりするが良しとする

甲府城が水面に映りいい感じだったな

帰宅後、どうにも納得行かない
車泊ベッドを三度目の調整に入る
オレのヒーローの植村直己
いろんな旅で、荷の軽量化にしつこく挑んだ
なぜなら荷を引く犬ぞりの為
グラム単位で軽くして
少しでも犬の負担を減らす

ヒーローだから影響を受ける
考える
氏なら
少しでも軽くすると燃費が良くなるぞ
と、言ってくれるだろう
どんどん己の思考を削りシンプルに生きろ!
と、言うはずだ

一ミリの落差は大きかった
いろんな勉強になる
なんとかいけそうだ
ずいぶん軽くなったし補強もできた
すのこは取り外せるように改良
空間を上手く利用するべし

教わったことがある

何事も
できると思えばできる
あ〜だこうだと言いながら
ホンモノのコトをできないのは
おまえが
ややこしいやり方と
ラクなやり方ばかりを考えているから

おまえの心が
おまえに対して
圧倒的に誠実で
本気じゃないからだ

そのとおりでございます

音楽を鳴らす車泊用
電気を使わない木のスピーカー
ネジを締め直し調整完了
最近の作業場では
ずっとfacesを鳴らしている
ヒリヒリと気合が入るから
怪我をしなくていい