大東京アキシマーノ
ここは温い
昨日は猛烈に寒かった
外気温は朝六時でマイナス4℃
さぶすぎる
が、豪雪地帯はこんなもんじゃない
新潟の松之山町はマイナス30℃になる
今は名前が変わったかも、、
北海道の陸別町もマイナス30℃になる
怖くて冬には行けなかった
夏に通ったけれども、、
地元民に言わせると
冬に来いよボケッ!と言われるだろうが
無理だ、、
都会ではわからないけど
豪雪地帯の凍上というのは凄まじい
土はマイナス30℃になると
土がコンクリートの固さになる
シャベルカーでも冬は掘れない
土と土の間に霜ができてそれが凍る
段々と層をなして
土が氷とともに上がってきて
家の片側が30度盛り傾いて
斜め住まいになってしまう
30度傾きは眼でも見てわかる
スキー好きの人は角度がわかるだろう
家のトイレのドアが開かなくなったり
建て付けも悪くなる
山の立ち木も氷点下になると
水分が凍ってしまい
圧力で芯から割れてしまって
夜中にパキッと太い幹が直線で割れる
やまびこのように
深夜、山の材木の割れる音がする
それを録音したかった
車も朝方は動かなくなるので
深夜前にエンジンを暖めるように車を動かす
深夜のひとりドライブだ
家のストーブは24時間つけっぱなし
会社員は夜六時に帰り飯を食い
酒を呑む間もなく
七時から二時間は屋根の雪掻き
なんせ四メートルも積もるから
えらいことである
オレが思うに
何故そうまでしてそこに住み続けるのか?
豪雪地帯の庶民の知恵を知りたい
そのうち車泊しながら
現地で聞いてみようと思う
アキシマーノのスーパーに寄ると
ジェイムソンのハーフボトルがあった
中華屋へ寄りホッピーを呑む
オレの前に
三人客の男が座る
一人が言う
”あ〜今日もいい酒だった〜っ
生姜焼きご飯大盛りとウーロンハイ”
なんだか
そうだよな、、と感心した
日々酒を呑むオレは
そういう心持ちで呑んでおるのか?
と、問いただす
初咲きの梅の花を見ては
声を出して
あ〜
いいねぇ〜っと
喜んでいるか?
と、問いただす
美しい世界を見たいのなら
常に自分自身にピュアでいなきゃ
人になんと言われようが
自分に誠実に生きていきたい
死ぬまで凹むの繰り返しだろう