昭島クジラーの日々
昨日引っ越しを終えると
仁淀川部屋出身イトウが手伝いに来た
さすが掃除おばさん動きが違う
片付けのお礼に高級晩飯を奢るべく
夕刻傘を手に持ち
歩きて昭島クジラーの安居酒屋へ出向く
明るいうちから酒を呑む
カパカパカパと二人酒を呑んでいると酔うてしもう
話の長いイトウの話を
聞くふりをして聞かず作戦で、これまた酔うてしもう
酔うてしもうて話は聞かずの繰り返し
いつも無くす傘なので
身を締めるべく、わざと高めの傘をこうておいたのだ
そんな我が傘が気にかかる
イトウの話をはぐらかし
しばらくは傘を心配していたが
もはや、酔うてしもうて記憶になかった
二軒目へ出向き
二人ゲラゲラといつものバカ話で終える
ほならさいなら〜で、てくてく歩き帰る
朝起きて、あっ!傘忘れたと凹む
またやってしまったと歯を磨き
玄関を見やると端の方
黒傘がちょこんと立っていた
傘おまえ?どうやって帰ってきたのだ
酔っ払ったあの状態で傘を持ち帰るとは
なんということだと
我が身愕然とした
思い出しても、全く記憶がないのである
久しぶりに自宅へ戻る
途中、大月界隈はえらい雪が積もっていた
このあたりで暮らす人は
ほんに、たいへんだろうと家につくと
北側の家の裏手だけ雪が積もっていた
娘たちの長靴の形跡だらけだった
どうやら、近くに潜んでいる様だな
ふふっと余裕をかまして
コンビニの支払いと郵便物を出しに行く
郵便局に着いた途端
郵便物を忘れていた
ぐわっと嘆き、家に戻り溜息一つまた出向く
コンビニへ行き支払いをしようと車を降りると
支払いハガキを持ってくるのを忘れた
また家に戻りまた溜息情けない
コンビニへ出向き支払いを済ませ
スーパーで夜の刺し身を買うて帰る
もう終わってるなオレは、、
馬鹿かおまえは?
酒を呑んでボケて忘れてへらへらと、、
記憶を無くし傘をきちんと持ち帰るとは
阿呆にもほどがあるというものだ
情けない、ああ情けない
ずっとこのままだ、、
この先、どうすればいいのだろう
家族にバレンタインのチョコを頂く
ありがたいありがたい、、
今日もとほほの日