吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ここでおりますここにいます

どえらい暑さで思考力ゼロ
山へ涼みに行きながら水汲み
山の天気は気まぐれで
快晴の中でいきなり豪雨になったりもする
自然は素晴らスイーツ

下界とは比べ物にならない涼しさ
顔をじゃぶじゃぶ洗い
野鳥の声しか聞こえない
石畳の上で遠くの山々を眺めながら
幸福を噛みしめる
もう何もいらない
この涼しささえあればと
思考ゼロ無能の頭で想う
もう夏は嫌だよと独り言呟く
木箱に感謝の小銭を入れる
村営バス停が脇にある
この造りが素晴らしい
自然と調和のいい景色
最近、コミュニティバスにハマっている
コミュニティバスは
何処へでも連れて行ってくれる
乗り物のようだ
ゆっくりゆっくり進むのだ
時間通りに来なくて良い
ゆっくりゆっくり
歩くように来て帰るのだ

大都会の夕刻
蒸し風呂の中を
コミュニティバスで大好きな酒場へ向かう
もう顔を覚えてくれて
かぼちゃの煮物を頂いた
お酒がお強いですねと
美人女将さんに話しかけられて
ニヤニヤする無能男

静かに酒を呑んでいると
隣の老人に話しかけられる
日本のオールスターはいつですか?
と、聞かれ
わかりませんなぁと答える
カウインターの女性が話す
テレビは見ないからわからないわ
老人頷く
それ以上話す事もなく
静かないい時間が流れて
バスで帰る
人生のダイナミクス模様
日々の景色を楽しんでいる