どえらい暑さで思考力ゼロ
山へ涼みに行きながら水汲み
山の天気は気まぐれで
快晴の中でいきなり豪雨になったりもする
自然は素晴らスイーツ
下界とは比べ物にならない涼しさ
顔をじゃぶじゃぶ洗い
野鳥の声しか聞こえない
石畳の上で遠くの山々を眺めながら
幸福を噛みしめる
もう何もいらない
この涼しささえあればと
思考ゼロ無能の頭で想う
もう夏は嫌だよと独り言呟く
木箱に感謝の小銭を入れる
村営バス停が脇にある
この造りが素晴らしい
自然と調和のいい景色
最近、コミュニティバスにハマっている
コミュニティバスは
何処へでも連れて行ってくれる
乗り物のようだ
ゆっくりゆっくり進むのだ
時間通りに来なくて良い
ゆっくりゆっくり
歩くように来て帰るのだ
大都会の夕刻
蒸し風呂の中を
コミュニティバスで大好きな酒場へ向かう
もう顔を覚えてくれて
かぼちゃの煮物を頂いた
お酒がお強いですねと
美人女将さんに話しかけられて
ニヤニヤする無能男
静かに酒を呑んでいると
隣の老人に話しかけられる
日本のオールスターはいつですか?
と、聞かれ
わかりませんなぁと答える
カウインターの女性が話す
テレビは見ないからわからないわ
老人頷く
それ以上話す事もなく
静かないい時間が流れて
バスで帰る
人生のダイナミクス模様
日々の景色を楽しんでいる