吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

カツ丼と卒業式

朝起きると、大音量でなんだかふわふわした
日本の洒落臭い若手のBGMが流れていた
Ome Blueの小学校は桜の卒業式

いいんだよ〜いいんだよ〜それでいいんだよ
それが君なのさ〜
君は君のままでいいんだ〜
今キミは輝いているのさ〜
いつも会いたいよ〜

最近日本の音楽は
この手の同調的な歌詞の楽曲が多いですな
じつに気持ちが悪い
こいいうくだらない曲を選曲する
洒落臭いバカ教師が溢れるほどいるのだろう
情けない幼稚な国である

三回死んでやり直そう
明日が焼け野原だとしたら
踏み潰されても
鼻血を流して
君は希望の中で生きるのさ〜
こんなくだらない感じでいいのにね

キャンディーズの春一番と軍歌でも
ずっとかけとけばいいのだ
日本の音楽はくだらないね

最近は父親も
進んでいろんな学校行事に参加するようだ
先日、娘に一回位はお父さんも
卒業式とか授業参観に行かないと駄目だな
いかすスーツも二着あるしな
と、二人に聞いたら
一切参加しなくていいから
マジ来なくていいからと言われた
なんでだ?と聞くと
先生に色々言いそうだから
と言う

そりゃギャグの一つも言うだろ?
どうせ真面目で面白くない先生なんだから
緊張してるだろうし
場の雰囲気を和ませる空気を作らないと
可愛そうだろ
シモネタなんかいいぞ
手を真っ直ぐあげたらだな
先生が
はいっ!と指してくるから

後ろからお父さんが
よ〜しっ!
先生にキッチリバシッと決めたれ!
行けっ!
と言ってやるからな
と言うと

勘弁してほしい
頼むから母親に来させるなと
散々言っていた

こう見えても娘たちの友達は皆
あんなお父さんで羨ましいと
言っているのだ
勉強しろも言ったことがないし
あ〜しろこ〜しろと
自分のくだらぬ枠で語らないし
最高にラクな親だと自分でも思う
まぁ子育てに興味がある男なんて
ろくなもんじゃない
子供は生まれ落ちたときから
親を超えている
授かった神の子なのだ
だからああだこうだ
大人ごときが言うべきではない

昨日は、仕事帰りに何処も空いている店がないので
店で仕事終わりに呑んでいたら呑みすぎた
そういう次の日は大事

昔の上司で粋な部長に教えられた事を
今でも忠実に守っている
呑みすぎた次の日は
自分に勝つために蕎麦屋へ行って
カツ丼を喰うんだ
吐きそうでも喰うんだよ
そうすれば自分に勝てるんだ
と、教わった
それ以来カツ丼の回数が増えたものだ

今日も、自転車で魚屋さんへ仕入れに行き
家に帰りきちんと冷蔵処理をして
家の近くの蕎麦屋へ行った
麦酒も呑んでやったし
カツ丼も喰った
これで、もう勝ち放題だ
負ける気が一切しない
男の日々は己との勝負である