吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

峡東地獄基地司令本部

あ〜でもないこ〜でもない
この2週間アホひとり
考え抜いて作業に没頭していた
テーマは
いかにシンプルに快適に
狭いながらも男のロマンと、、
すべてが叶う秘密基地
夢に描いた秘密基地
アホだ男は、、

男子は小さい頃から”オレの基地”と聞いただけで
たまらんくらいに興奮する
本日、遂に野営蚊帳オレ酒飲み場を
完成させた
もう、名称を変更してしまえ!
”峡東地獄基地司令本部”に変更だ

基本は電気を絶対に使わない
すべてソーラーとガスとオイル
外に蚊取り線香

いやはや完璧だった
ぜ〜んぶ一人で楽しんだ
もう、ここで寝れるぜ

今日ワクチンを打った
しばらくしたら腕に鈍痛が来た
50代の方々の集団接種
同窓会というものは行ったことがないけれど
今の50代はこんな感じなんだと
初めて気づいた

オレはこの人達の中でどういうふうに
映っているのだろう?と感じていた
常に自然体だけれど
人から見る眼というものも
大事なんだろうなと思った
いい経験になった
まぁ、そんな事考えていたのは
オレくらいだろうな
みんな怖さを知った表情だった
緊張してた
常に死を考えることは
生きるという事で
大切なことだ

眼の前の椅子に腰掛けていた男性は
背中に懐かしい日本のパンクバンド
THE STAR CLUBのTシャツを着ていて
下にはMADE IN PUNKの文字
破れたジーンズを履いていた
音がどうこうよりも
自分もmade inパンクなので
今でも心の底にはパンク精神がある
さすがに字体のTシャツは着ないが
彼には彼の日々があるのだろうなと
思うと、なんだかニヤリと微笑んだ

パンクの輩もきちんと席に並ぶ
さすがロナの恐ろしさを知ってるのだ

鈍痛の腕で家に帰ると
もうだるくて寝転んだ

すぐに、うるさい娘がやってきて
生きて帰ってきたのだから
棚を作って欲しいという

おまえ、ワクチン後に言うなと言うと
今度でいいからと設計図を渡された

あ〜たまらんなぁと思いながら
気持ちはすぐに欲しいんだろ?
と思い、少し休んで木工場

疲れながらも、設計通りに作ってあげた
うるさい娘は飛び上がって喜んでいた
娘とはいえ
人が喜んでくれたらそれでいい
気持ちを待たすのは嫌いだ
何事も考える前に行動だよな
今すぐにやれと第三者の声がする
やり終えたら去ること

嗚呼、疲れて独りごちて休む
腕が重い
明日、死ななきゃありがたいよ
ほんと、そう思うぜ
日々楽しんで生ききることだ