吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

春に植えた種

いやはや、この国の政治家は国会も開かずに
次の総理の派閥争いに夢中です
議題は山積みだろうに、権力与党さんのなんだかね〜だ
あの景色を皆はどう見ているのかね?

河野はんちゅうのは同年代
凄い家柄だね
湘南で生まれ育って血筋は政治一家
鼻たれながら団地を走り回っていた
わたくしには想像できない世界です

日本の大学蹴ってアメリカの大学に入って
政治法律学んで、ほんでワルシャワの大学入って
政治運動でポーランドの政府に捕まって逮捕されたて
あんた?デビッド・ボウイの
どす暗いワルシャワの妄想じゃないか、、
えらいこっちゃである
彼は英語ペラペラだろうな
日本の総理は通訳なしで外交できる人じゃないと
駄目だと思うけどね、、

野党が総理になってほしくないのは
河野はんと野田の聖子ちゃんだろうな
河野はんには、石破のおっちゃんがいる
おっちゃんは
台本見ないできっちりと話してくれるし
悪代官みたいに昔の政治家面で
実にわかりやすくて野党みたいでいいね

石破のおっちゃんはオレもイトウも
話し方にハマっていて
石破物真似でいつも勝負している
ややイトウがリードしているけどね

岸田はんは
素直すぎて周りの意見を聞きすぎだね
話を聞いていると良い人すぎるね、、
派閥の顔色見て右往左往するだろうから
野党は突っ込みやすいだろな

小学生の頃
オレの大嫌いな親父が一回だけ授業参観に来た
軟弱なオレは周りを気にして手を上げるので
親父はキレまくり
後ろを見ると、こら!前向けと
皆の前で言われた
案の定、家に帰ると怒鳴られた
キョロキョロと周りを見るな
おまえは男だろ!おかまかおまえは!
イチかバチかで勝負の手をまっすぐ上げんかい!
答えなんか無茶苦茶でええんだ!
理不尽極まりなくボロクソに言われて
いつものように、また殴られた
昭和の時代はそんなもんだった
先生も親父も
腹が立ったら殴るのは当たり前で
そこには、ちゃんと殴る意味があった

岸田はんを見ていると
ああ、、うちの親父に殴られるだろうなぁと
可愛そうになってくる

高市の早苗はんは
アベノミクス大好きの完全に極右だし
野党には分かりやすい
サナエミクスて、なんだそれ?
サナエのミックスジュース!
右寄りで注いでねって言うだろね

なんだかんだと
政治を詳しく知る人が語っても
それは好き嫌いなんだと思うね
嫌いな人は嫌いだし
嫌いな人を好きになれと言われても
人間は欲望の向こうに
どんどん嫌悪感が出てくるのだろう
人間哲学なんだろうな

体力的な十年後を考えて
畑の規模を減らすことにした
世話になっている土木屋さんに電話した
台風の前にやっちまおうとすぐに来てくれて
整地してもらった
大きな機械でどりゃ〜っと掘り起こしたと
思ったら、今度は撫でるようにソフトタッチ
大きなシャベルを自由に操り
平らにしたり木の根っこから掘り起こしたり
自由自在に置き場を変えて
このダイナミクスは凄いなぁと感心した
日本人の魂の根っこは
どうなっているんだろうねぇ、、

社長が作業中
でっかいショベルカーから急に飛び降りて
真っ赤な小さな唐辛子を見つけた
土に埋もれそうだった赤い実を
社長が笑って拾ったのだ

“真っ赤だね〜、ほいよっ”と
オレに手渡した
春に植えた種だなと
オレもクスクスと笑った

大切なことは
そういうことだよなと
オレは思っているのだよ
来年この種で
唐辛子の子が産まれるぞ