吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

新店海風進展模様

たくさんの方々から、店が無くなるのは寂しいですね
とか、今の店を残したいので売ってくれませんか?とか
付き合いだしてこの店に来るようになって
結婚して子もできた男女が何人もいると聞く
それぞれの景色が
この店にあったのだろうなと思うと
人それぞれ、なるほどなぁと考える

個人を考えてみると
自分には、あまり執着心が薄く
小さな優しさや愛はあるが
人をあまり好きではないし
人に合わせないし所有欲も薄い
遊牧民のような精神性で生きてきたし
飽きてしまうと
ど〜でもいいやとすぐに諦める
長続きしないし努力もしない
コツコツと築き上げる能力も皆無
そう考えると
どうしようもない男だなと、、
思ったりしてまた凹み
酒を呑んで翌朝凹む
完全マイナス思考の
他人行儀的な感覚を楽しみながら
哀れ姿の繰り返し
まぁ
頭の作りがおかしいんだろうな
しょうがないしょうがないの
無責任

店がなくなってしまうのも
まぁしょうがないなと思うし
新店にしても
燃えたぎるような商売的計画案や
物凄い店を作ろうとか
アピール性ゼロ
ほんと、駄目だなぁ〜と思うけれども
自分の本質に嘘はつけない

あ〜また作って、また始まるのか〜
死ぬまでにしんどいことが
何個あるんだろな?
それだけである

新店が始まって
しばらく頑張って
人が育ったら
足が伸ばせて寝れる様な
あまり大きくない普通車を買って
もう一度
離島や全国を
車だけで旅しようと考えている

窓も開けられないような
ユニットバスのホテルに泊まるのは嫌なので
車の中を住処のように
檜のベッドをこしらえて
屋根にソーラーパネルを取り付けて
観光地へは寄らずに
公衆浴場のある様な
漁港や小さな田舎を廻りながら
全国数々の個人経営の居酒屋を廻りたい
80歳まで働いて110歳で死ぬ予定なので
運転できる今のうちに
やりたいことをやろうと思う
80歳からは犬を飼いながら散歩して
誰にも会わずに自宅で本を読みながら暮らし
犬にギャグを言いながら
酒もやめてしまい
吸えない煙草を吸い出すだろうし
色んなことが飽きるだろう

人生に必要なものは時間
もう、家族の了解も得ているので
いつでも大好きな山崎方代の
“生き放題、死に放題”の心持ちでいることだ
基本は
知らんがな精神であるな
最近は
ラヴァーズ的なルーツ的レゲエばかり聞いて
トンカツイナバウアー
イナバのポイントで瓶ビールが呑めるのは
じつに財布に嬉しいし
付け合せのしば漬けを
ビールのつまみに下さいと頼んだら
2個サービスしてくれたし
ステンの辛子入れの重さも良くて
これ、欲しい