吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

Days Gone By

朝起きて二日酔い
ほぼ、昨日の記憶なし
思い出すと、、
猛烈な猛暑の夕刻
家の近くのコミュニティバスに乗車

バスは停車場に止まり
乗ってきたお婆さん
乗った瞬間、後ろに倒れるようによろめいた
偶然、後ろに人がいたので
あわてて支えた
びっくりして、身構えたけれども
なんとか無事だった
心配なので
しばらく婆さんの様態を観察していた
運転手も気を使っていた
都会の暑さは凄すぎる
外に出れる感じじゃない

駅前に行く
店が三連休なので
イトウと酒を呑みに行こうと
ホルモン屋で待ち合わせ

イトウはビールばかり呑んで
オレはチューハイとホッピーばかり呑む
仕事の話は、ほぼ出ず
ボソボソといつものように
ニヤニヤしながら話し込む
ホルモンを二本頼んだら
近くのアベックは、10本注文
がんがん喰って大声で話していた

よくあんなに食えるよなぁ、、
と、ぼんやりと眺めていた
イトウ喰えよイトウ喰えよと煽っていたが
全然、箸が進まない
酒ばかり呑んでいた

途中、セレブ美人も来て呑む
全客の話し声が交ざり合い
狭いしうるさいし
どうにもしんどい
うるさいので二軒目へ
いつも空いているのに
ここも混んでいてうるさかった
イトウとセレブは楽しそうで
オレはいつものように
あ〜だこ〜だと突っ込まれて
ただただ、、
酩酊に向かって呑んでいた
都会はしんどい

二日酔いで起きたら
また猛暑で、、
シャワーを浴びて洗濯をして
新しいタオルに取り替える
ふかふかで気持ちが良いぞ
でも二日酔いで気持ちが悪いぞ

部屋を片付けて
窓を開けて、鍵を閉めて都会を出る
何処の道も何処の場所も混んでいる
鬱陶しい土曜日
土曜日の渋滞を回避することに専念
中央道を避けて相模湖まで下の道で行く
遠くの中央道に渋滞が見える
大月近くで猛烈な雨が降り
車外の温度が37℃から28℃に一気に下がる

車中、モリスンの曲を聞きながら
遠くの山の景色を眺め
過ぎ去りしの日々を想い
ハンドルを握って
人混みを避けて
涼しい場所を探している

家に戻ると
こっちを見ている虫がいた
“あまり見るなよ
静かにオレをほっといてくれたまえ”
と、呟く