昨日は佐野元春と詩人の吉増剛造対談を見た
お二人は60歳〜80歳くらいの年齢だろうと思う
もう普通のおじいさんなのだろうけれども
溢れるように作品が湧き上がってくるのだろうし
作り続けたいという芸術家としての
気持ちが大きいのだろう
芸術家は年齢よりも若く見える
努力しているようにも見える
佐野元春はショートカットに銀髪
吉増剛造は部屋の中でも首にマフラー
年齢よりも若く映っている
見られる人は大変なんだろう
疾走するようなビートニク派の詩人と
日本のロックの先駆者みたいな会話
かんたんな話を難解にして砕いて
シンプルにして表現したいのかもしれない
好きな人は好きなのだろうが
なんとも感じない人には
何も必要のない表現者なんだろうなぁ
と、思いながら見ていた
最近の老いていく人たちは
いつも何かにチャレンジして
新しい世界を見つけたい
こういう風になりたいのかと見ていた
アトリエに映る外の木と草を
手入れしていないところとか
あまりここに来ていないんだろうなぁとか
家が可愛そうだなぁとか
そういうのが気になって仕方がなかった
歳を取るにつれて、学ぶことがある
男は50を過ぎれば
少し消極的に生きたほうがいいと思っている