散歩にでると玄関先に花の苗と
レタスの苗がたくさん置いてあった
過疎地では、よくあること
誰が置いたかもわからないので
お礼の言いようがない
ていうか、春から忙しく畑仕事ができない
夏野菜を植える事もできなかった
中途半端にやるのは良くない
今年は一切諦めていた
しばらくすると
ごめんなさいねぇ、、と
果樹園のおばさんがやってきた
お店で使うだろうから
レタスの苗を持って行けと主人がうるさくて、、
と、おっしゃる
ありがとうございますとお礼を言ったが
参ったなぁと畑を見やる
あ〜、、とため息
せっかく頂いたのだから
自然の神様が見ているだろうと、、
今日も忙しいのにと思いながらも
長靴はいて畑を耕す
植えてもいないのに芋の葉が
どんどん大きくなっているし
生野菜が生えてきている
凄いなぁと感動して周りの雑草を抜いた
自然栽培というのはこういうことなんだろうな
以前、育てない農業関係の
自然栽培の本を数冊読んだけれど
雑草も抜かない栽培方法
要は、雑草の中でも生き延びる野菜
肥料も与えないでも土が良ければ育つ
なるほどなと勉強になった
人間も同じだ
肥料を与えられて育った人間は
皆同じ味で旨い味がしない
雑草の中で生き延びた人間には
色んな生命力がある
同じだなと思いながら畑仕事
梅雨明けには
芋がずいぶんと取れるだろうと思いながら
レタスを植えた
明日持参の分厚いカウンター板を取りに行った
職人でもないのに、ここまでやるかねと自分で思う
でかいから高速が怖いなぁと思いながら
家に帰り、ロープでもう二箇所を南京縛り
うん大丈夫だろう、、
ここ数日、ルー・リードばかり聴いているので
iPodに”ルー・リード地獄”のプレイリストを作った
どっぷりと重すぎる地獄リストだ
もちろん名曲のヘロインもある
誰しも20代の頃は
怒涛の青春理由のない怒りの季節
電柱勃起のどいつも殴りたい編なので
こんなのばかり聴いていたな、、
今の人は、こういう後ろ向きなのはちょっと、、
なんて感じで嫌いそうだな
嬉しいほどに
どっぷりと暗く重い曲だけれども
何故か開放へ向かう希望のような
ヒントを感じられたのを覚えている
人生のどん底から
ジェットスピードで這い上がる
眼が廻るような
どでかい美しさと希望の本質を
大人は、誰も教えてくれなかった
そうだ、ヘロインは
娘の目覚ましBGMにいいかもしれない
絶対起きるだろう
ぜひ家族会議でこれを聞かせてみよう