吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

Love & Hate

秋の道を朝歩
歩いていると
胡瓜の塩揉みが無性に喰いたくなった

車で5分の場所に昔ながらの
田舎のスーパーがある
小さなスーパーで気に入っている
余計なものが無いから

細い坂道を軽自動車で登っていくと
右手に道祖神があって
細い小川が、下手まで流れている
人が一人渡れる様な橋を渡ると
小さな水路の分岐点がある
この分岐点を見ているのが好きで
ここまで歩いてくる
いい運動だ

スーパーで農家の胡瓜を買って
家に帰ってすぐに塩もみして喰った
みずみずしくて美味しかった

めずらしく
昼間はずっと本を読んでいた
日差しが明るいので眼が見える
小さな文字も自然光なら
よく見える
どんどん考え方もシンプルになる
世の中には
無くても良いものが多すぎるから

午後、畑の芋を掘る
完全な、放ったらかしの自然農法
種も植えていないし草も刈らない
なのに、ジャガイモがわんさか
自然様に
ありがとうございますと掘り起こす
全部は掘らない
まぁ、適当でいいだろうと、、
また春にはできるだろう
小芋に申し訳なくて
牛糞と鶏糞を買ってきた
明日撒いてトラクターで
土を耕そうと思う
ふかふかにしておくと
みみずがウヨウヨ喜んで
春にはゴツい芋が取れるだろう

明日は、娘とコロッケを作ろうかと思うが
面倒くさくなったらやめておこう
もういい歳なので
晩飯と言っても
酒のツマミだけでいい
刺身数切れと卯の花があれば最高だ
成長期の娘には
飯を炊いて味噌汁とおかずも必要だけど

土鍋で飯を炊く家は?と先生に聞かれ
クラスで自分だけ手を上げたと言う
恥ずかしいものなのか?と、問うと
別にそんなことはないよと言って
友達の家で、ご飯を食べたけど
今は、ごつい性能の良いふかふかに美味しく
炊ける炊飯器があると言う
友達は、うちの米がめちゃくちゃ美味い
と言ってたけどね

まぁ、どっちもどっちなんだろうな
と、オレが言う
娘二人は、3合炊いといてくれ
と言うと
精米してから、
米を洗って冷水に浸し
時間を計って
蒸らしまで自分で土鍋で
炊けるようになった
もう、冷蔵庫を見て自分で料理できるから
オレは、いちいち教えない
好きなら見て覚えろとしか言わない
たぶん料理が好きなようだ
そのうち家を出ていくだろう
自分の人生だ
好きにすればいい
大人になって結婚するときも
いちいちオレに男を紹介するな
勝手に籍を入れて
結婚式をするならすればいい
オレが結婚式に出た人は
全員離婚しているから
縁起が悪いだろ?
オレは、親族含めて
冠婚葬祭は、行かないから
と、言っている
想い出は心にあるんだ
勝手に幸せに生きやがれである

今日読んだ
クリシュナムルティー

“あなたが知っているのは
すでに終わったもの、完了したもの
あなたが知っているのは昨日だけであって
我々が問題にしているのは
あなたが知らないものからはじめて
そこから生きたらどうか?
ということである”