吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

墨壺骨壷動脈

墨壺で線を引く
ドア作り二日目
近所の元大工さんのたなべっちに
色々教わりながら延々と作業する
ドアの鍵穴作りが難しすぎて
もう、鍵はかからなくていいと諦めたが

最後の最後に天使が現れて
”カチャッ”と、鍵が締まった
師匠と目を合わせ驚く
どうしただ?これは、、
普通にしまったぞ、嘘だろ?
何度か、繰り返したが普通に締まった
もうクタクタで夕方から完成祝いをしようとなった

亜麻仁油を塗り艶を出した
分厚い無垢の栗ドアだ
建具屋で注文すると50万円位するだろう
今のドアはベニアにシールを貼って
家具調に似せて中が空洞で20万円はする
今回の栗板は2万円、ドアノブは3800円
自分で作るということの大切さを痛切に感じている
爺さんも来て小屋でドアを眺めながら呑む
夜空の星を見ながら立ち小便して
明かりの灯ったドアを見ながら惚れ惚れしていた

どんどん景色が描かれていく
今日も材木屋へ走り
次の造作に向かう
ぶっとい柱を立てて西部劇のようなウッドデッキを作り
洗濯機とシンクが置けて小さなテーブルを置いて
四人で酒が呑める開放的な木の場所をつくる
材料の荷下ろしで腕を切る
材木は気をつけないと大怪我をする
これから先は、一人仕事
自分の骨壷の灰を撒ける場所を作っている