吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

心を雨で洗う日

雨中田舎帰宅
部屋片付け読書進まず
子供時代の写真を見つけ
笑ってしまう
君は何を照れているのだと?
写真に言うけれども
何も言わずに純粋無垢の君は
可愛らしいのだよ

イトウが満州餃子60個をくれた
なかなか美味いので
少なすぎる友人の一人
近所の80歳の爺さんを誘う
満州生まれの人間なので
満州餃子だぞ!と喜ばせる為に誘う
嬉しそうにやってきて
色んな話をする
いつものように呑みながら
自然と女と下ネタと政治と悪口
全部吐き出して
爺さんストレス解消大喜び
酒代払うと満州男が言うならば
年金生活者から金は取れぬ
オレは義理と人情男の道
金にせこい男は糞嫌いだ
コスパを語るようなそんな男は
オレの中では抹殺銃殺の刑である
そういう男は
確実に幸せになれぬ
この世に必要無し男である
夜、爺さん楽しそうに帰る

今朝8時に玄関チャイムが鳴る
爺さん嬉しそうにやってきて
昨日は、じつに楽しかったぞ
ほんに、ご馳走様と言って
缶ビールを8本オレに手渡して去る

満州生まれの男は根性が違う
自分を捨てて品格で生きるのだ
男の見えない優しさは
自然景色のように綺麗だ

今度、死んでなかったら
また呑もうぜと爺さんを笑わせる
友人は、本物の男を選ぶこと