家の周りの果樹園では、ぶどうの収穫が始まり
観光客がぶどうを摘みにやってきて
静かな地にも、人が大勢やってくる
今日の標高差の気温はー5℃
昼はうだるような暑さで
夜は、寒いくらいに涼しい
10年前、この場所に越してきた頃
夜になると、家の裏の用水路では
奇跡のようにホタルが光って
それはそれは小さなご褒美だった
思うのだけれど
人々の生き方考え方は
眼前の暮らしの時間軸で決まる様だ
愚かな自分でさえ、
愚かな自分でさえも
知識や言葉では説明できない
自然の大切さに気づき
先人に気を遣うように
ホタルの住処の草を
刈らない様に気をつけていた
しばらくして、用水路の区画工事が始まり
家の裏のホタルが、全て居なくなった
家族の一つの言葉が無くなった
こうして
時代は、切り壊され開かれていく
人間は必要無いな
と、考えるようになった
人間すべての景色を
これからも、ずっと見続けることだろう
わたしらは、何を伝えていけばよいのだろう?
君が変わらなくては何も変わらない?
水を汲みに行く
簡単、シンプル、考えない
やるべき事を行い生きる
自然に従うおいしい生活