吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

日々、イレギュラー・キャタピラー

Ome Blue
朝起きて体の具合を確かめる
あ〜背中が痛いな〜
昨日は店に行く前に喰いすぎて
胃が痛くて気持ち悪かったからだな
水を飲んでしばらく休むと元気が出てきたので
チャリンコで風を切りながら魚屋へ行く
帰りにいつもの公立高校球児の練習を見る

いかにも弱そうなチーム
けれども、皆楽しそうに練習している
1990年代生まれの若手はZ世代と言うらしい
デジタル世代のデジタルネイティヴ
なんだかZ世代て言われるのも可愛そうだな
「仮面ライダーZ世代」とかにしてあげればいいのにね
大人はセンスが無いよ

可愛らしい女子マネージャーが三人もいた
昔じゃ信じられない羨ましい景色だ
オレなんて昔は純粋バカ人見知り若手一直線
女子なんかに到底話しかけられない
若手の頃のオレがここにいたら
女子マネージャーが気になって
ノック受けながら
エラーばかりしていただろうな
まぁレギュラーは完全無理だろな
こらっ!よそ見するな!と叱られて
先輩今のはイレギュラーですなんてね
言い訳ばかりですな

一人でいるとごみ捨てチェックが大変だ
この住居はお年寄りが多いので
ゴミの分別もきちんとして捨てないと
いけないので、気をつけている
住人は、階下で合うと皆挨拶してくれる
きちんとしていて礼儀正しい
環境は住人を変える

一組幼い子のいる家族がいる
家の上なのでドタドタと子供が走り回る
子供なので走り回るし少々うるさい
自分は気にしてはいないし
子供はそれでいいと思う
けれども、大事なしつけと礼儀は大切

一度階下で会って
まだ若い婦人が挨拶してくれた
少し、申し訳無さそうな表情だった

東京新聞に昔の児童教育者・倉橋惣三の特集が組まれていた
倉橋惣三の考え方は、保育士の妻が好きなので
色々と話は聞いていたけれど
この特集を読んでみたら
人間の本質をわかっている人だなと
理解した

彼の考え方は
「子というものは、親から教育を与えられたい
などとは願っていない
願っていることは
親、その人を与えられたいことだ
親がほしいのだ
親を味わいたいのだ
自分に生々しく触れてくる
親の心を何よりも
求めているのだ。」

自分の時代はアナログ世代
それからいきなり世間はデジタルに突入した
バブルの醜い黄金期を見て、
人間の醜さ欲を観察できた
ある意味良いも悪いも
ダイナミクスを味わっている世代だ

今のZ世代は、デジタルしか知らない
それはしょうがない
逆に、今の時代に
アナログの感覚も取り入れようと
色んな昔のことを、積極的に知ろうとすると
こんな時代でも、面白い人生を楽しめる気がする
型枠を外すことだ

最近、手のひらに収まる
サンスイのラヂヲを買った
東京生活も朝のラジオニュースで起きたい
残念なことに、起床タイマーが付いていなかった

しかし、充電式でBluetoothが付いている
カーテンの上に置き
音楽専用にして小さな音でいつも流している
サンスイは昔からスピーカーの音がいい
アナログの温かい音がする
ラヂヲの上にスケールを置いている
重さでスピーカーの音が良くなるのだ

Z世代にも
積極的にダイナミクスを試すような
人たちが増えてほしいと思う
デジタルやアナログよりも大切なことは
抱きしめること
直感で生々しく生きること
人間の本質を理解することだと
思ってはいるが
誰しも、愚かな悩みは続くものだ