ザ・快晴
遠くの富士さん
遂に積雪
よっ!日本一の富士さん
お願いだから噴火しないでね
朝は基地へ出向き茶を沸かし
緑の木々を眺めている
朝七時
女子部隊は登校やら出勤準備で
髪型セットやら化粧やら
何かと忙しいのだ
家族のおる輩にはわかるだろうが
その時間は女の戦場タイム
なにか聞こうものなら
銃口が向けられる様だ
奴らは時間との戦いなのだ
男にとってこの時間帯は
じつに居心地の悪い空気が流れている
そういう場所を回避するために
オレの基地は存在する
雄大な景色を眺めながら
ゆっくりと適当にコーヒーを淹れる
男の時間、至福の時間なのだ
今日一日の行動を思いながら
あ〜だこ〜だと考える
ゆっくりと脳を動かす頭の時間だ
これからの寒さ対策を万全にするために
倉庫からキャンバスシートを取り出した
いつでも設置できるようにする
この布は10年使うとようやく柔らかくなる
何にでも使えるので素晴らしいのだ
十年前に、千葉の創業60年の
ミリタリー専門店で買った
生地がしっかりしていて素晴らしい
良いものは大事にしないといけない
最近気づいたのだけれど
荷物の多い人は
荷物を置ける場所や棚があるから
モノが増えるということ
ただただ、物が少ないと
人間性が貧相に見える場合もある
モノと生き様は、難しいものだけれど
モノも考え方も
最小限で生きることは、大切なことだろう
と、偉そうに感じながら
造っては壊し、壊しては造り
いつも新鮮で
新しい景色を思い描く事も
大切なことだろう