吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ニヤニヤEカップ

市場にナーベラーを買いに行く
ポークランチョンも買いに行く
安いけれども送ると結構送料がかかる
持てるだけ持って帰るとする
しかし重い重すぎる
沖縄は蒸し暑いし重すぎる

とりあえず疲れたのでオリオンビール
沖縄そばとゴーヤチャンプルを注文
東京でオリオンビールを呑んでも
美味くないけれど
沖縄では抜群に美味い
東京では生ビールはサッポロが美味く
缶ビールはキリンのクラシックラガー
これに尽きる

結局のところ
一切の観光もせず
沖縄そば喰って、バッセンでしばき倒して
夜は、老舗の店に泡盛呑み行って
また沖縄そばを喰ってバカ顔で寝るという
それだけの素晴らしい沖縄であったが、、

倒し倒されザ・タマしばき
隣のごつい兄ちゃんスイングが素晴し
フルスイングでタマをしばき倒していた

ここのバッセンは
偶然かもしれないけれども
完全にフォークとカーブと
打席前で球が浮いたりする
落ちるタマは打てない

腹立つので汗を掻きながら頑張ったが
打ち球は、ほぼ内野フライばかりだったし
外野を飛び越すように飛んだ打球は
じつに少なかった
でも悔しくはなかったのだ
スッキリとバッセン愛である

しかし、愛とはいえ
誕生日なのに家族の家にも帰らず
何をしておるのだオレは?
と、世間的には思うけれども、、
仕方がないこれでいい

もうずいぶん前から家族には
オレの誕生日は一切祝うな
貰い物は処分に困る
何も欲しくないし何も買うな
欲しいものは自分で手に入れる
と、言っているのでどうでもいいのだ

まぁ、考えてみると、、
ずいぶん昔に死んだイカレタ親父が
オレの産まれた日を
記憶しているわけがないだろし
きちんと間違えずに
役所に出生届を出すわけがない
そう考えたら
誕生日なんぞどうでもいいのだ

思うに、、
男が、誰かや家族に誕生日祝いされるなど
気持ちが悪いし糞食らえだ
しゃらくせぇや

男は、産まれながらの一匹狼
我道を往けば良しなのだ
腹立つ親父の事を思い出すけれども、、
自分の息子の誕生日も覚えられないオレがいる
DNAは永遠に続く、、
オヤジなんぞは尊敬に値するものではない
これも愛である

飛行機に乗ると
美人スチュワーデスに
飲み物をすすめられるが
いつも断る
美味しくないから

タダでも要らないものは断る
都会の高層マンション最上階
無料で差し上げると言われても断る
オレの人生に必要は無い
くだらぬ持ち物は要らないし
最上階で見るよりも
豊かな虹色の景色を掴む自信がある

羽田から山梨
車で帰るので、眠気覚ましにと
美人スチュワーデスさんに
いつも頼まないけれども
”ブラック・コーヒーを下さい”とお願いした

美人スチュワーデスさん二人は
互いに頷きあって
コーヒーカップをくれた
そのカップには字が書かれていて
小さな声で
”お誕生日おめでとうございます”
と、言われた
唖然としてびっくらこいた

あっそうか予約時のデータか、、
会社企業のやり方だから
宣伝サービスでそうしただけの事だろう
けれども
美人スチュワーデスに言われたら
あひゃひゃひゃ〜と男は
ニヤニヤするものだ

美人スチュワーデスちゃんは
パイロットとデートでもして
現実将来展望を描きながら
ニヤニヤしていたいものだろな、、
と思うけれど
やっぱりニヤニヤ照れてしまった

その後にも、通りすがりの別の方から
”おめでとうございます”と
誰にも聞こえないように小声で言われて
なんで?美人スチュワーデスさんに
小声で言われてると
ニヤニヤしてしまうのだろう?と思いながらも
また、ニヤニヤ照れてしまった

あ〜、たぶん給湯器のあたりで
“あいつキモいな〜バカだよなぁ〜”と
指さされて美人達に言われてるんだろうなぁ、、

あっ、、なんか腹たってきたな、、

”アホかっ!おまえわっ!!
早くナーベラーを包めっ!”
と、神の声が聞こえて来ましたよ