吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

頭脳の美しい体操日

運動日なのに雨で中止
昨日の夜、台風上陸のニュースを聞いて
こりゃダメだと夜遅くまで酒を呑んだ
案の定、今もず〜っと雨が降り続いている
痛い雨だな

朝少し止んだので畑へ行く
葱苗を植える
葱も高くなった
何もかもが、信じられん値段だよ
で、庶民の皆さん給料上がらずでしょ
考えるのもしんどくなります

小さなクローバーの芽
畑に生えていて
君はここじゃないんだけどなぁと声をかける
あまりに可愛いいのでそっとしておくと
蟻がコソコソと向かってきた
数えたら6匹
群れで並んで歩いていた
君らはどこへ行くのだい?
ウロウロしながらも仲良さそうに
餌を求めているのか歩いていた
小さな小さな世界は面白い
小雨が降ってきたので家に戻る

下の娘が、書道部の演技の動画を送ってきた
あれ?写真部じゃなかったのか?と、聞くと
休みの日に、運動部の大会に同行させられ
撮りたくもない写真ばかり撮らされるので
面白くないから辞めたという

そりゃそうだよな、くだらないよな
んで書道部か?まぁ、好きにしろ
ほなら、カメラ使わないならくれと願うと
いいよとくれた
久しぶりのカメラ
キャノンの一眼レフ
カメラを設定して写してみたけど
どうにも全てが好きじゃないカメラ
基本が全自動優先なので
露出も何もかもが使いにくい
だめだなこれは、娘に使いなさいと返した

午後、カレーの仕込み
フルーティーな新鮮な桃を溢れるほど入れた
桃が白いのでパプリカを多めに投入
毎週のカレー作りは楽しい
同じ味を作らなくていいから
気分で毎回具材を変えている
今週は、何カレーを作ろうか?と
週に初めに考える
ラーメン屋さんとカレー屋さんは
性格的にもできないな
客は、その味を求めてくるし
少し違えど同じ味のカレーを
毎日作らなくちゃならないから大変だろう
だんだん勤めている気分になるから
給料高くてもオレには無理だな
金よりも時間のほうが大切だしな

目の前のスパイス棚を眺めながら
仕込んでいると
ふと、映画の世界に突入
できるな、作れるな映画の景色が、、
スパイス名で脚本を作る
スパイス名前全体を眺めながら
脳みそのアイデアを掻き回す運動
す〜っと景色に入れ、
これも脳神経の運動だ

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出世もできず
うだつの上がらない警察官二人
アメリカーナとメキシコマフィア
薬物をどんどん受け入れ見て見ぬふり
汚職にどっぷり浸かっている警官ふたり

彼らは、
うわべの正義は信じない
安い給料で家族を養い
これしか生きる道はないと信じている

汚職がバレても
いつでも家族のために
死ぬ準備もできている

フェンネルとフェネグリーク
今日も可愛い地獄へのパトロール

遠方のスターアニスを目指して走る
キャラウェイの雑貨屋を通過した時

おい、フェンネル?
ベースボール、球場だ
グローブ持ってきたか?
んなもん持ってくるわけないだろ?
馬鹿かお前?綺麗に輝くクリスタル・メスなら
いつも車に積んでるぜ、、

無いのかグローブ
死んじまえクソ野郎、、
と、フェネグリークが小声で呟く

おい、あそこの信号の角を見ろよ
クミンが立ってるよ
あーいつもあそこだ
男を待っているんだクミンは
顔にクミンパウダーを塗りたくってるだろ?

おい、厄介者のバジルが来たぜ
ほっとけ、無駄な仕事はするもんじゃない
シナモンか、、?
違うぜ、カルダモンだよ、、

あたりが薄暗くなり
くだらぬ一日が終わっていく
薄暗い空に
美しい月がうっすらとミラー越しに見えた

おい、フェンネル
なんだ?

なんでもない、、
そうか、

二人は、
ずっと忘れていた
小さな小さな美しい月を見た、、

フェネグリークは、
フェンネルに気付かれぬように涙を拭いた

フェンネルは、
ハンドルを強く握りしめた

互いに、
もうやめようと、、
小さな月を何度も見て
何かを、感じ始めていた
もうやめよう

そして、車のドアを閉めた

その瞬間にね、
客がドキッとする感じで
大音量で流れてくるのがこの音楽ね
ほんで、エンドロールね
よろしくっ(握手)