吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

One memory

昨日の満月は素晴らしかった
我が家の女子部は三連休
可哀想に台風とロナで何処へも行けずだが
周辺の自然環境がいいので
ストレスは全く無いようだ

夜は峡東地獄基地ですき焼きを作る
ウマイウマイと皆で喰っていたら
たま〜に通る車が地獄基地の姿を見て
“すごっ!”と驚いていた
うるさい娘が
“と〜と、あの車の人、うちら見てびっくりしてたぞ”
と言うので
“そうだな、ここだけ闇夜の灯りに照らされて
月も呆れてびっくりだろうな”
と笑っていた

小6のうるさい方は
来月最後の運動会だそうだ
ロナで去年は中止だし
今年は密になるから組立体操も無いし
たぶん団体リレーも無いだろなと嘆いていた

えっ!そんな理由で中止かよ!
と、驚いた、、密て、、、

うるさい方は逃げ足が速いので
一年生からずっとリレーの選手
体を動かすのが大好きで
走ると聞いただけで燃えてくるそうだ
車に乗っていてもうるさいので
買い物に行っても
うるさいからおまえはここで降りて
適当に走って帰れと言う
ひどい親である
家から10キロはあるけど
おまえなら駅を探しあてて帰ってくるだろう
と、言うと
まぁ、たぶん大丈夫だろうね
と、笑っている
おまえは犬か!と爆笑だ

子供を育てるというのは
いかに自立の道を自分の頭で考えさせるか
と言うことだ
人それぞれ
人生に生ききる方法なんぞ無い
あれば誰でも達成している

我ながら素晴らしい教育をしていると思う
何が成功なのか?よくわからないが
人生の成功者は
早いうちから自立とリスクの上に立とうとする
貧乏だろうが金持ちだろうが
生まれながらの生活環境
必死で人生を生ききろうとしている
親の生き様や景色の中と笑い
そういう中にしか
面白い人生を生ききるヒントは
無い気がする
たぶん動物も、子犬もそうだろうと思う

しかし、一番皆が熱くなって応援する
メインテーマの
ダイナミックスペシャルの
団体リレーがないと寂しすぎるなぁと
言っていたら
じつに、寂しそうな眼で
一つの思い出を掴めないもどかしさを
感じているのだろう
悔しそうな眼をしていた
なんとも言えぬ空気になった

空気を変えて
オモウマい店の話をした
自分は、報道番組とドキュメンタリー以外
地上波のテレビはくだらなくて幼稚なので見ない
娘が同業だからオモウマい店は見たほうが良い
というので見ているが
毎回、爆笑してしまう
あれは、面白いし
哀愁と生き様が出ている
あの番組は、若い人に人気があるそうだ

昭和の時代は
頭のおかしい狂った様な店主が沢山いた
わけのわからぬ店のルールがあって
余計なことを聞いたり
説明を求めると
めちゃくちゃ叱られる店主がいたものだ
客が気を使うのはあたりまえの店が流行った

今は、コスパやなんやら
風評や食べログや客に合わせてばかりいる
そういう説明ばかりの店が多いので
じつに面白くない
店側は、ああいうのに匿名でのせる人は
馬鹿だと思っていれば良いのだ
あ〜いうのは見ないし気にしない
どんなに悪口を聞こうが
自分が好きな店ならそれで良いと
思えばいいと思う
いろんなひとがいるのだから

匿名は法律で禁止にしないと
馬鹿と犯罪が増えるだけだ
大昔からこの国は
あ〜だこ〜だと聞く前に
名を名乗れと言っていた
それが、日本の歴史だし常識の姿で
匿名を使い発言する人なんぞいなかった
皆、リスクの上で
生きていたということだろう

こないだ見た
メンタルの弱いオモウマい店のスパゲティ屋さんは
腹が痛くなるくらい笑ってしまい
たまらなかった
あのぐだぐだの日々
エアコンが壊れて落ち込んでいる姿は
なんだか、自分にもわかる気がして
泣きそうに面白かった
やっぱりオレは自分が駄目だから
駄目な男が好きなんだなぁと
痛感している
というか
オレよりまだ下がいる
と思うとホッとするのだ
たぶん向こうもオレを下に見ているかもしれないが
それはそれでいいのだ
自分に誠実ならそれでいいのだ

大好きなジェムソンのロックと
水を呑んでアホ面で寝た